こんにちは、整理収納アドバイザーのりんかです。
前回の連載では、お片づけ中級者の方向けに、せっかく片づけた部屋がまた散らかってしまう「リバウンド」についてご紹介しました。
さて今回は、お片づけ上級者向けのお話。片づいた部屋をキープするための2つのコツについてご紹介します。
目次
毎日必ず「リセット」時間を組み込もう
当たり前だと思われるかもしれませんが、「部屋をリセットする時間」はきれいなお部屋をキープするために一番大切なことです。
元々お片づけが苦手だった方の場合は、この習慣づけがなかなかむずかしいもの。
おすすめは3つのタイミングで「リセット時間」を組み込んでみることです。
1.作業と作業の合間に
ごはんを作る。勉強をする。課題をやる。趣味の時間をもつ。
部屋ですることはたくさんあると思います。次の作業に移る前に、一度部屋をリセットしてみます。片づくだけでなく、気持ちにもメリハリがついて効率よく動けるようになります。
2.ダラダラする前に
なんとなくやる気が出ない。時には身体や心の声に従うのも大切です。ですが、ダラダラしてしまうと、なんとなくその後に罪悪感が残りませんか?
昼寝をする。ゲームをする。漫画を読む。ダラダラする前に、一度部屋をきれいに整えると、ふしぎとダラダラした自分を許してあげやすくなります。
3.毎日時間を決めてやってみる
以前の記事でご紹介した「スリークエスト」。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、何日か続けると、自分のきもちの調律にも役立ちます。
徹底的に生活感をなくしてみる
まずは、一度でいいので、「生活感をなくす」を意識してみるのがおすすめです。
これから大事なお客さまや恋人が来る。そういうイメージで、誰に見られても恥ずかしくない状態の部屋を作ってみるのです。
次の日に多少崩れてしまっても大丈夫。
一度でもすごく綺麗な状態にできると、「もう一度あの状態に戻したい」というふしぎな欲求が出てくるのです。
そもそも散らからないように「スタンバイ」を意識して
リセットの習慣をつけるとともに、部屋の改革をすこしずつ行なっていくとさらに散らかりにくい部屋になります。
部屋の「スタンバイ」収納というのは、「取り出しやすい」「しまいやすい」収納を意識するのをイメージしています。
部屋を一度じっくり眺めてみたり、ふだん部屋の中でよくする行動を考えてみたり、ヒントは色々なところに転がっています。
一つ例をあげると、月並みですがよく使うものを「セット化」すること。
たとえば、冷蔵庫の中に朝食を用意する時に使うものをまとめた「朝食セット」を作る。ティータイム用のセット(ポットとカップ)を作っておき、洗いものを終えてしまうときには必ず、そこに次に飲むお茶のティーバッグも添えておく。
終わりに
定期的に部屋をリセットすれば散らかってもすぐに元通りにする習慣が身につきます。
そして少しずつでも「取り出しやすい」「しまいやすい」収納を作ると、散らかったり、面倒に感じたりする作業がどんどん減っていきます。
次回の連載では、お片づけ上級者の方向けに、家に入ってくるモノとの付き合い方について書いてみたいと思います。