大学や就職で、新生活を始めるときに「家具」「家電」はどのように揃えますか?
こちらの記事にもあるように、家具や家電を一式揃えようとすると、中古やもらいものを多くしても10万円以上、新品ですべて揃えると30万円〜40万円も費用が必要だと言われています。
そこで、新生活を新しい家具とともに始めるのもいいですが、いっそ家具は「DIY」するのもいいかもしれません。最近では工具や木材を使わずに気軽に始められる「100均DIY」が流行っていますし、部屋に愛着も湧いておすすめです。
今回は、部屋の印象を決めるといっても過言ではない、照明のランプシェード(照明のカサのこと)を作ってみようとおもいます。
ただ、あまりお金をかけたくないので……素材・道具、全て100均で揃えられるものを使って麻のランプシェードと半紙のランプシェードを作ります!
2種類のランプシェードづくりに必要なもの
2種類のランプシェードに必要なものはこちら。写真は左から風船、麻ヒモとマスキングテープ、ボンド。
▼麻のランプシェード(合計600円)
・麻ヒモ
・油性マジック
・マスキングテープ
<共通で必要>
・風船
・水性木工用ボンド
・刷毛(はけ)
▼半紙のランプシェード(合計400円)
・半紙
<共通で必要>
・風船
・水性木工用ボンド
・刷毛
これら全て100均で買うことができます。木工用ボンドは、けっこうな量を使うので、大きめのお徳用を買っておいたほうが経済的かも。また、刷毛は小さすぎると作業がしにくいので、中〜大サイズの刷毛を買いましょう。球体のランプシェードに塗っていくときに使うので、記事を参照して、自分が使いやすいサイズを買うといいでしょう。
必要なアイテムを揃えたら早速作りましょう!
①麻ヒモを使って「エスニック風・ランプシェード」を100均DIY!
一つ目の材料は古雑誌を縛るときなどに使う麻ヒモ。ナチュラルテイストな見た目を利用してエスニック調のランプシェードを目標に制作します。
<作り方>
ステップ1:風船を直径20センチ〜30センチくらいに膨らませる
まずは風船を膨らませます。これがランプシェードの型になるので、自分好みの大きさに膨らませましょう。好みなんてないよう…という方は、街中で配られている風船のサイズを思い出しながら膨らましましょう。
筆者は直径でいうとだいたい20センチ〜30センチくらいがちょうどいいと感じました。
ステップ2:風船にマジックなどで丸いマークをつける
ちょうどいいサイズになったら油性マジック等を使い、膨らました風船の真上と真下に丸を書いてください。丸の大きさは野球のボールより一回り大きいくらいが目安です(テニスボールでもいい)。これは麻ヒモを巻き付けるときの目印になります。
写真は風船の下側に丸を書いていますが、ステップ3の写真にもあるように、風船の上にも丸をつけることを忘れないでくださいね!
ステップ3:麻ヒモをグルグル巻きつけていく
丸く印をつけたら準備完了! 麻ヒモを風船に巻き付けていきます。巻き付けはじめは、ヒモが滑って非常に巻き付けにくいので、マスキングテープを使ってヒモを風船に仮止めしておいてくと楽に巻けます。
また、巻き付ける際は丸印の中にひもを通さないようにしてください。ここをふさいでしまうと肝心の電球が入らなくなってしまいます。
ここからはとにかく根気の作業。ただひたすらに、無心に、一心不乱に巻いていくのみです!
(1)縦向きに巻くこと
(2)風船の局面に任せて巻き、無理にヒモの向きを変えないこと
筆者は無造作なグチャグチャ感が欲しかったので適当に巻いていましたが、(2)は守らないと悲惨なデザインになってしまいます。
また、ランプシェードは電球に被せた後には、電気に照らされてヒモの形が影となってはっきりと浮かび上がるので、規則的に巻いた方が芸術的な光り方をしてくれると思います。(記事のタイトル上画像を見てくれればイメージがわくと思います)
ステップ4:隙間が少なくなるまで巻いたら止める
巻き続けていくと気になることが、どれくらい巻けばいいのかという点。これはお好みで大丈夫なんですが、このランプシェードは完成形に針金のような型が入っていません。麻ヒモとボンドだけで作る特性上、ヒモの密度が薄いと脆くなってしまうので要注意…!
ポイントとして、僕は強度を維持するためにとにかくヒモの交点を多くすることを心がけました。
ステップ4:ボンドで固める
まずボンドを適当な器に出し、そこに水を少量加えます。ボンドと水を混ぜ合わせてある程度の緩さのボンド液を作り、これを刷毛でランプシェードに塗りたくっていきます。
この作業はだいたい30分~1時間かかりました。
ボンド液で部屋が汚れないように新聞紙を敷いて作業しましょう。まんべんなく塗り込み、麻ヒモにボンド液が染み込んだら半日ほど乾かしていきます!
それでは、一旦このランプシェードは乾かし作業に移行して…半紙を使ったもう一つのランプシェードの制作に移ります! 筆者としてはこの半紙のランプシェードの方が楽…電気に被せたときの光り方が綺麗で好きですね。それでは次ページで続きを紹介します。