手洗いボウルをあえて置かない断捨離設計
縦板を挟んで天板を乗せるだけの簡単DIYだから現状回復も簡単でシンプルかつおしゃれな仕上がりに!
目次
タンクレス化DIYでシンプルおしゃれなトイレに

完成図を見てお気づきになった方もいるかもしれませんがまず今回トイレタンクレスDIYを敢行するにあたって考えなきゃならないことがふたつありました。
- ・水栓弁をどうやって動かすか?
- ・手洗いボウルをどうするか?
そう、トイレタンクレスにするということはタンク周りを板で塞いで行かなきゃならないのですが水栓弁と手洗いボウル部分を塞ぐことができません。
DIYをしている方の写真を見ても穴を開けたり扉をつけたりと大変苦労している様子。
しかしそれが原因で、いまいちな仕上がりになっている感じも否めません。

発想の転換
…ならば、ここは発想をガラッと変えて
塞いだ状態でなんとかならない?
っと、いう発想のもと問題を解決していきます!
問題点①水栓弁をどうやって動かすか?
はい、これは、速攻でリモコン洗浄ボタンがあるか調べました!
まぁ。最終的にはTOTOさんに問い合わせましたがその甲斐あって明瞭回答が得られました。
【TOTO リモコン便器洗浄ユニット HE10JK】
電動洗浄弁とリモコン、そして受信機のセットで1万4千円以上。
少々お高いですけど、これがあれば洗浄弁に触れることなく水を流せるようになるわけです。
取り付けは簡単。実際取り付けてみると…
……おぉ♪
ウォシュレットのリモコンと同じ規格サイズ!
まるで前から一体型の洗浄リモコンがあったかのよう!
TOTOさん解ってる〜♪
これでなんとか洗浄弁問題は解決できそうです!
しかし取扱説明書の中で
停電時は手動で流すこともできますとの記載が…
確かに、このままでは手動で水を流すことができません。。
一瞬考えました。。。
ですが、非常時は非常時、そんな時は板を取り外せばいいじゃん!
だって非常時なんだから(汗)
洗浄弁はリモコンで操作

そんなわけで、左側が今回新たに取り付けたリモコン洗浄機のボタン部
ウォシュレットのリモコンの企画と同じなので後付け感がありません。
問題点② 手洗いボウルをどうするか?
はい。これも意見が分かれるところだと思いますが、自分の場合はズバリ!「いらない!」という結論!!
なぜなら”トイレの手洗いボウルでは普段から手を洗わないからー!
…いや、でもちゃんと洗面所では洗ってますよ(汗)
そもそもトイレの手洗いボウルでは
洗剤も使えないし、水はねがひどいし、
タオルを用意して毎度洗濯するのって大変ですよね。
うちはトイレの隣が洗面所なので問題ありません。
結論として手洗いボウルも隠してしまう事にしました。
こうなれば話は早いです!
では早速製作に…
まずはざっと寸法図を作りました。
タンクを挟む構造が複雑になりそうだったので
この段階では骨組みなどの細かな部分は書いてません。
ま、その辺はおいおい作りながら考えていきます♪

便座後ろ側の部分に乗る部分を境に縦3つに板を切り出してきました。
3枚にした理由は
最寄りのホームセンターに大きな板のサイズがないことと
一枚板だと切り出す施工が大変かつ、トイレに運び込めないと判断したためです。
使用した木材はアジアタパイン(集成材)18mm
厚みがあるぶんしっかりしてます。
左下のスペースは後で掃除用品を入れる引き出し部分になります。

置いてみた感じ。
天板も乗っかってるだけですが
これだけでも結構な安定感。
立板に厚みがありタンクと便座部分に挟まれているため
そこそこ固定されています。
これなら余計な骨組みは必要ないかも。

引き出し部の調整

足元の巾木の出っ張りがわずかにあり
引き出し部分にぶつかっているようで開閉がスムーズじゃありませんでした。
カンナなどで巾木の部分を削って微調整(汗)
縦板を結合

3枚並べた縦板の正面側がズレないように真ん中の板の両隅にプレートを取り付け固定しました。
簡単に言ってしまえば一枚にした板を
トイレタンクとウォシュレットの便座ユニットの隙間に挟んだだけなんですけど
もともとの板の厚みがあるので結構しっかりしています。
縦板を無理にはめ込みすぎて壁を傷つけないように。
タンクと便座ユニットの隙間に縦板を挟むだけ!

縦板はこのままでもしっかり立っていますが、上部に乗る天板とねじ止めして結合することによってさらに安定感が増します。
引き出し部分にひと工夫

掃除道具などを入れておく引き出し部分は
強度と使い勝手を考えて写真のような形に。
前面にはホームセンターで購入した取っ手を付けました。
さらに丸棒と同じ径のホールソーで板の厚みの半分まで溝を掘って取り付けました。

引き出し部の底面の下には
【ニチアス株式会社 カグスベ〜ル】
を何枚か貼って
床に傷をつけない処理と
滑りをよくして実用性をアップ♪
引き出し部の底面にシール状のものを貼るだけで滑りが良くなります。

無垢の木のままでも雰囲気はありますが
使用した集成材は水に弱いので1度バラしてから(汗)ワックスを塗ります。
使用したのは
【和信ペイント 水性オイルステイン(ウォルナット)300ml】
【ブライワックス・オリジナルBRIWAX(ウォルナット)400ml】
ステイン加工とワックスで重厚感アップ!

両方ともウォルナット系の色なので
しまりのある渋い感じに仕上がりました。
ウォルナット系のカラーで雰囲気がガラッと変化

完全に乾かしてから再度組み直して
完成したものがこちら。
シンプルなタンクレス化DIY♪完成!

シンプルでおしゃれな感じに
棚ができたぶん色々なものを飾ることができます。

手洗いボウルはありませんが
シンプルでスタイリッシュな感じになりました。
タンクがあった部分がかなり大きめの棚になりますので植物や写真などインテリアをたくさん飾ることができます
こうなると同じ系統の腰板も欲しいところですが今回のDIYはここまで。
引き出し部分には清掃道具を収納

あまり背の高いものは入れられませんが
ひと通りの掃除用品はしまうことができました♪

リモコン受光部を出すため天板は隅の部分を切り出してあります。

コンセントは立板の手前にあったので
コード部分だけを縦板に開けた穴から中に通しています。
はい。ということでいかがでしたか?
長々としたレポートになってしまいましたが
最後までご覧くださりありがとうございます。
みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!