こんにちは!整理収納アドバイザーのりんか(@rinca_yukishiro) です。
前回は、クローゼット整理のコツについてご紹介しました。
どんなクローゼットを作りたいか、その理想の“地図”を作ってみる。それからいろんなテクニックを使って捨てる作業をする。
お気に入りでないものを減らすことはできましたか?
今回ご紹介するのはそのあとのお話。整理した服を、どんなふうに収納するかです。
目次
「収納する」ってなんだろう?
ひとくちに「収納」と言っても、いろいろな方法があると思います。
とりあえず「入れておく」。見せたくないものを「隠す」。使いやすいように「並べる」。見た目を意識して「飾る」。
あなたの目指す「収納」はどういうニュアンスですか? まずはそれを考えてみましょう。
ここでご紹介するのは、見た目を意識して「飾る」方法です。ただ入れておくのではなくて、開けるたびにわくわくする。そしてしまいやすく取り出しやすい。
そんなクローゼット作りのポイントをご紹介します。
おしゃれなクローゼットづくりのお手本はセレクトショップ
セレクトショップに並ぶお洋服を思い出してみましょう。
ハンガーにかけてあるものがほとんどではないでしょうか。畳んであるものは、服の正面が見えるように綺麗に畳まれています。また、靴や小物は余白を持って並べられていますね。
お店に足を運んで観察してみると、おしゃれなクローゼットづくりのヒントがたくさん見つかると思います。ここでご紹介するのは、その中でも比較的取り入れやすい「ハンガーに掛けるだけ」の収納です。
ハンガー収納、取り入れるその前に
洋服をすべてハンガーにかける方法には、メリットとデメリットがあります。
一番のメリットは、見た目に統一感が生まれること。また、洗濯してからしまうまでの流れもスムーズ。乾いたものをそのままクローゼットへ入れるだけなのでとても簡単です。
一方、デメリットは収納力の低さです。
たくさんの洋服をクローゼットになるべくたくさんしまいたい。そういう場合には、畳んで立てる方法が一番です。
ハンガー収納でこだわりたい3つのポイント
では、どんなふうに掛けていけばいいのでしょうか。
1.ハンガーを統一する
見た目を意識するなら、ハンガーも統一した方が良いでしょう。色や形がバラバラだと、それだけで視覚から受け取る情報が多くなり、雑然としたイメージになります。
2.ハンガー選びのポイント
おすすめは白、黒、シルバーなどの色の主張が少ないものです。
ひとり暮らしの狭いクローゼットの場合、機能性よりも収納力が大切だという方もいらっしゃるかもしれません。型崩れなどを防ぐためには厚みのあるものがベストですが、その場合は薄さを重視するのもひとつの方法です。
3.ゆとりを持たせる。そのために厳選する
さらに、いくら統一しても、服の数が多すぎると窮屈な印象になります。少しお値段の張るショップをのぞいてみると、服と服の間にゆとりがあると思います。あの状態を意識して、お洋服を厳選する必要があります。
ハンガー収納の並べ方3種類
ハンガーに服をかけるときは、並べ方にもルールを決めてみましょう。
並べ方は主に3種類に分かれます。
1.色別に並べる
薄い色から濃い色、グラデーションになるように洋服を並べます。
直感的に服を選べ、トップスとボトムスの色の組み合わせを決めやすい並べ方です。
2.高さ順に並べる
左側に丈の長い服を、右側に丈の短い服を並べていきます。
シンプルな見た目になり、全体がすっきり見える並べ方です。
3.種類別に並べる
トップスはトップスで、ボトムスはボトムスで。種類ごとに分けて並べる方法です。
3つの並べ方の中で一番機能的です。ただし、見た目の統一感は劣ります。
どうしても隠したいものは収納ボックスを活用しよう
すべての衣類をハンガーだけで収納するのは難しいですよね。下着や靴下、出しておくと生活感が見えるものはどうしたらいいのでしょうか。
そんなときは、おしゃれなグッズを利用してみるのがおすすめです。
たとえばトランクケース型の収納ボックス。
上のボックスは、雑貨店で購入したものです。たとえばこの中に下着や靴下などを畳んでしまっておきます。
下のトランクケースは収納用ではなく、実際に旅行などに利用しているもの。頻繁に使うものではありませんから、デザインを選べば、おしゃれな収納ボックスとしても使えるのでおすすめです。
重ねる場合は取り出しにくくなるので、上の収納には普段使うものを。下の収納にはシーズンオフの衣類や冠婚葬祭グッズなどを入れておくといいでしょう。
ギフトなどを入れる丸型ボックスを重ねてみるのも素敵です。バッグや普段使わない靴を入れてもいいかもしれません。
クローゼットを「飾る」。そんな気持ちで探してみると、身近なところに使えるアイテムはたくさんあると思います。
いかがでしたか?
クローゼットは毎日開ける場所です。扉を開くたびに素敵な空間が広がっていれば、きっとその日一日を幸せな気分で過ごせるはず。
自分にとっての「好き」と「使いやすい」のバランスを調整しながら、お気に入りのクローゼットを作ってみるのはいかがでしょうか。