「大学生も貯金をしなさい」と周りの大人は言うけれど、いまいち必要な理由が分からない。貯金をしてはいるけど、モチベーションが上がらない。
そんな人も多いのではないでしょうか。そこで、大学生でも貯金をした方がよい理由を整理してみました。
貯金の必要性を知って、計画的にお金のことを考えられるとよいですね。
目次
1:社会人になったときに備えて貯金の習慣をつける

・就活のため
まず、これから待ち受ける就活に備えなければなりません。持ち物を揃えたり、交通費や参考書代がかかったり、何かとお金がかかります。
しかし、それ以上に痛いのは、「バイトをする時間が無くなる」ということです。出費が増えて収入が減るというダブルパンチで効いてきます。そのために、貯金をして備えることが大切です。
・貯蓄の習慣をつけるため
続いて、バイトを減らしても生活できる範囲で「毎月の生活費」を決めておくことも必要。
入ってくるお金を全部使ってしまうのではなく、あらかじめ決めておいた金額しか使わない。そして、残ったお金は貯金に回します。
これは社会人になってからしっかりした生活を送るために、学生のうちから身につけておきたい習慣です。
学生のうちはお金に困ったら、バイトのシフトを余分に入れたり、短期のバイトで稼いだりできますが、社会人になったらそういうことはできません。計画的にお金を使い、余ったお金は少しずつでも貯金することを習慣化しましょう。
2:今しかできないことをやるために貯金

大学生のうちにしかできないことをやっておきたい。そのためにも貯金が必要です。
・海外留学
広い世界を知り、語学を身につけることは、将来役に立つだけでなく人生観にも影響が出そうです。
長期の留学はしっかりした計画が必要ですが、短期の語学留学もあるので、お金を貯めれば誰でもチャレンジすることができるでしょう。
・資格の勉強
難しい国家資格を取るために、ダブルスクールに通って勉強している人が周囲にもいるのではないでしょうか。
・遊びも大切
もちろん、旅行に行ったり、仲間と遊びに出かけることも今しかできない大切な経験ですね。社会人になるとまとまった時間はとりにくくなりますから、大学生のうちにいろいろなところに出かけましょう。
何のために、いつまでに、いくら貯めるのか。目標をしっかり決めることで、コツコツ貯金をすることが苦ではなくなります。
3:まさかのときに備えて貯金

思いもよらない臨時支出に備えるのも貯金の役割です。
怖いのは怪我や病気。病院に行くとなると、保険証が使えても結構痛い出費になります。入院するような大きな事態になれば、親が医療費を払ってくれるかもしれません。
その場合でも意外な落とし穴になるのが、「その間、バイトできない」ということ。この収入減を補うためにも、やはり貯金をして備えておいた方がいいでしょう。
大学生でも将来のことを考えると、貯金をするクセをつけておくことが大切です。とはいえ、貯金することが目的になってしまうと、金の亡者。心が暗くなってしまいます。目的や使い道を考えながら、少しずつでもコツコツと心の余裕を持って貯金をしましょう。