憧れの一人暮らし 生活! まず契約しておかなければいけないのが、電気、水道、ガスなどのインフラですね。今回はその中でもガスに注目してみましょう。
実はガスには、「都市ガス」と「LPガス」の二種類があることを知っていましたか? 初めて一人暮らしをする人にとっては、その違いが分かりにくいもの。この記事では、それぞれガスの特徴や、料金の比較、節約のコツなどをご紹介します。
都市ガス、LPガスって何が違うの?
どちらも同じ家庭用ガスですが、いったい何が違うのでしょうか?
まず、配給方法が異なります。都市ガスが地中に張り巡らされたガス管を通って家庭へ配給されるのに対し、LPガスはガスボンベに詰められて業者が運んできます。さらに、熱効率や値段も異なります。
次にそれぞれのメリットと、デメリットをまとめてみました。
■都市ガスのメリット・デメリット
<メリット>
・ガス管を通じて供給されるので、場所を取らない。
・LPガスに比べてガス代が安い
<デメリット>
・災害などが起こった場合、ガス管の復旧に時間がかかることもある
■LPガスのメリット・デメリット
<メリット>
・1㎥辺りの熱量が都市ガスよりも大きいので、熱効率が良い
・災害時に復旧が早い
<デメリット>
・都市ガスに比べると料金が高い
都市ガス、LPガス、どっちが安い?
それでは都市ガスとLPガス、どちらが安いのでしょうか? 住んでいるエリアや契約プランによっても異なりますが、関東エリアの平均を比較してみました。あくまでも一例ですので、料金は時期や会社により異なります。
■都市ガス(一円以下切り捨て)※2017年1月(東京、集合住宅の場合)
単位料金(1㎥あたり)124.90円×使用量10㎥=従量料金1,240円
従量料金1240円+基本料金 745.20円=1,985円(税込)
■LPガス※2016年(東京、集合住宅の場合)
従量単価(1㎥あたり)450円×使用量 10㎥=従量単価4,500円
従量単価4,500円+基本料金 1,800円=6,300円(税別)
都市ガスがかなり安いですね。LPガスは都市ガスに比べ約3倍の金額となっています。LPガスは各家庭までボンベを運ぶコストがかかるため、そのぶん価格が高くなると言われています。
料理をしたり、お風呂に入ったり、一人暮らしの生活に欠かせないガス。都市ガス、LPガスそれぞれの特性や料金の違いを知っておけば、契約や引っ越しの時にもスムーズですし、節約を心がけることもできますよ。