初めての一人暮らし。今まで自炊をしたことがない人だと、買い物の適切な量や食品の保蔵方法も分からないもの。今回は食材を無駄にしないための買い物と、保存のコツをご紹介します。
目次
◇一人暮らしの買い物の適量
買い物のたびに好きなものを好きなだけ買っていたら、あっという間に食費がかさんでしまいます。また、食材を無駄にしてしまう可能性も。料理をするかしないかで買い物の適量や、商品選びも異なります。
・料理をあまりしない人
例えば、大きなキャベツなどを丸ごと買っても、使いきれずに腐らせてしまったり、料理を作り過ぎてムダにしてしまったりすることも……。あらかじめカットされた野菜を買う方がお得かもしれません。手間がかからず、野菜のゴミも出ません。今は単身者向けにさまざまな種類のカット野菜が詰め合わせになったパックも売っているので、活用してみては?
・自炊派
一度にまとめて買い物をして、料理を作り置きするほうがコストが安くて済みます。疲れて帰ってきても、作り置きのおかずなどがあればすぐ食事にできますね。
それぞれのライフスタイルによって、買い物の適量も変わってきます。何度か買い物と調理などをしてみると、自分にはどれくらいが適量なのか分かってくると思います。
◇食材を無駄にしないまとめ買いのすすめ

・冷蔵庫の中身をメモしてから出かける
買ってきたものを冷蔵庫に入れようとしたら、同じものがあった! ということをなくすため、冷蔵庫の中に「何が」、「どのくらい」入っているか把握するのは大切です。買い忘れ買い過ぎをなくすため、冷蔵庫の中身をメモしてから買い物に行きましょう。
また、冷蔵庫に何が入っているか、何が足りなくなりそうかなど、ホワイトボードなどを活用して管理するのもおすすめです。いつの間にか冷蔵庫の奥で賞味期限切れになってしまう、悲しい食品ロスも減らせるかもしれません。
・買い物に行く回数を減らす
そもそも、必要がないのになんとなくスーパーやコンビニに立ち寄っていませんか? いらないものを買ってしまうとお金と食材のムダが発生してしまいます。買い物に行く回数を週に○回と決めましょう。
・予算を決める
一度に使える金額を○○円まで、と決めておくのもいいですね。ついつい買いすぎてしまう人は、あらかじめ予算分だけをお財布に入れて買い物に行くのもおすすめです。
・一週間の献立予定を決めておく
買ってきた材料をもとに、一週間の献立を決めておく方法もあります。いつ、何をどれだけ使うのか考えておけば効率的。さらに、当日「何を作ろう?」と悩んだり、「あれを作ろうとしたのに材料がない!」ということも避けられます。
◇一人暮らしの食品保存法
基本は「小分けにしてラップで包み、冷蔵庫に入れる」です。これさえ守れば大体のものは保存できるといってもといっても過言ではありません。しかし、一部例外もあるので以下の記事をチェックしておきましょう。
また、食材と冷凍庫に入れた日を袋やラップに油性マジックで書いておくと、食材の管理がしやすいですよ。
□ ご飯(米)
一食分ずつ平たくしてラップで包み、さらに密閉できるジップ付きの袋に入れて冷凍がおすすめ。炊き立てを保存することで、水分も一緒に閉じ込め、パサパサになりにくくなります。
□ 肉類
ラップに包み小分けし、ジップ付きの袋に入れ冷凍庫で保存します。これはお肉が空気に触れると味や鮮度が落ちてしまうからです。
□ 野菜
・葉物
ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどは一度ゆでるか、電子レンジで加熱。使う分だけ小分けにして冷凍。
・根菜
ニンジン、じゃがいもなどの根菜はそのまま冷凍すると味が落ちてしまいます。日の当たらない涼しいところで保管しましょう。
□パン
こちらの記事を参考にしてください。
食材ごとに適した保存方法があります。また、大切なのは冷蔵庫、冷凍庫のどこに、何が入っているのかを把握しておくこと。中身がごちゃごちゃだと同じものを買ってしまったり、賞味期限がきれてしまったりして、食材がムダになってしまいます。また、冷蔵庫を長時間開けっ放しで探し物をすると、電気代もムダになります。
初めての一人暮らしだと買い物のペースや適量も分からないかと思いますが、少しずつ慣れていくので大丈夫!自分にあった買い物のペースをつかんで、食品を有効につかいましょう。