【検証】使い続けた歯ブラシ、広がった毛先が熱湯で元に戻る?




歯ブラシの材質が持つ力、「熱可塑性」

さて、現在使われている歯ブラシのほとんどは、「ナイロン」という素材で作られています。
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ナイロンというのは、細かく見ていくと図のような分子構造が延々と連なったような形をしていて、「熱可塑性」という特殊な性質を持っています。熱可塑性というのは、「常温では変形しにくいが、熱を加えると軟らかくなり、再び冷やすと固くなる」という性質のことです。

ビニール袋や洗濯ばさみなど、身の回りのいろいろなプラスチック製品がこの性質を持っています。同じような性質をもつものは、身近にはガムがあります。噛み始めるとガムが柔らかくなるのは、私たちの口の中が空気中よりも温かくガムが軟らかくなっためで、噛む前や口から出した後に固くなるのは、温かい環境から出され冷やされることで再び固まったためなのです。

それでは、ナイロン製の釣り糸を使って、熱可塑性について確認してみましょう。

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ここでは太さが0.7mmの釣り糸を使用しました。そのまま切り取って熱湯に1分間ほど浸し、手袋をつけた手で曲げてやります。

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すぐに取り出し、冷水に浸けて一気に冷やしたら完成です。
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そのまま切り取ったものと見比べると、その違いは一目瞭然です。これがナイロンの熱可塑性の力なのです。

歯ブラシの毛先が戻った理由も、この釣り糸と全く同じです。

温められた歯ブラシの毛先は軟化していて、形を整えることができます。そのままうまく冷水で冷やしてやれば、整った形のまま固めることができる、というわけなのです。噂は、熱可塑性の力を利用したものだったんですね。

まとめ

さて、今回はこのような検証を行いましたが、実はこの方法では一時的に毛先が元に戻るに過ぎません。長く使うと歯ブラシの毛自体も劣化してしまうため、新品同様の品質は保てませんし、またすぐに毛先が広がってしまいます。さらに、使い続けた歯ブラシはどうしても細菌が繁殖してしまうため、一か月ほど使ったら新品と交換することを歯科医では薦めているようです。

それでも一時的には再生されるといういい手段ですので、皆さんも機会がございましたら火傷には注意してぜひお試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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