「今日の飲み会は楽しかった! ついつい飲みすぎていつもより帰りが遅くなっちゃったけど、一人暮らしは門限ないからラクでいいよね~。結構疲れちゃったし帰ったらすぐ寝よう。さて、カギ、鍵……あれ、家の鍵どこ!?」
こういう体験をする機会は、一回や二回あるのではないでしょうか?
本来、細心の注意を払って管理しなければならないものですが、気づくとなくなっていることがある家の鍵。なくしてから慌てないために、対処法と防止策をチェックしておきましょう!
目次
鍵がない!と気づいたときは
まずは落ち着きましょう。当たり前ですが、混乱したままでは適切な対処ができません。
冷静になったらまず、
1.いつもと違うところに鍵をしまっていないか
2.いつまで鍵を持っていたか
3.どこでなくした可能性があるか
を確認します。
慌てているときは確認がおろそかになりがちです。ここで冷静に持ち物を検め、鍵があれば万事解決。
本当に鍵を持っていないことが確かめられた場合、取れる行動として、
⬜︎警察、落とし物センターに連絡
⬜︎大家、または家の管理業者に連絡
⬜︎鍵の専門業者に連絡
があります。
・警察・落とし物センターに連絡
鍵を落とした可能性のある施設に連絡して確認するか、警察に相談します。その際訪れた時間、鍵の特長などを伝えることで、相手が鍵を見つかりやすくなります。
また、それでも見つからない場合は警察で遺失物届を作成しましょう。
・大家・または家の管理業者に連絡
自宅の管理責任者に連絡を取り、可能であれば合鍵で開けてもらいましょう。この際、過度に遅い時間に連絡すると相手の迷惑になります。すぐに連絡するのは常識的な時間内だけにしましょう。
また、なんとか他の方法で部屋に入れたとしても、鍵をなくしたという事実は管理責任者に伝えましょう。万が一盗まれていた場合、防犯上の対策をとる必要があるからです。
・鍵の専門業者に連絡
合鍵を持つ人を頼れないときは、鍵を開錠してくれる専門の業者に依頼して開けることができます。
24時間対応しているところもあり、料金は安くて5,000円ほどのようですが、地域や時間帯により追加料金が発生する場合があるので注意。
なお、鍵の種類によっては業者でも開けられないことがあります。
事後対応
防犯のために鍵を付け替えたいと思う人もいるかもしれませんが、自分の判断ですぐに付け替えては絶対にいけません。
必ず前述した管理者に相談し、許可をもらった場合にのみ交換しましょう。
なくしたときのために事前にやっておけること
鍵をなくした時に備えて、事前にやっておくといいこともあります。
・合鍵を預ける
信頼できる人に預けておくことで気軽に対応しやすくなります。しかし合鍵をめぐるトラブルになりやすいので、人選びは慎重に。
また「合鍵を玄関の近くに隠す」といった対策をしばしば目にしますが、これは合鍵が盗難され家に侵入されるリスクが極めて高く非常に危険です。絶対にやってはいけません。
・近所の夜を越せる施設を把握しておく
鍵の開錠業者に依頼すると、場合によっては高額な料金が必要になります。すぐに家に入らなければいけない時は仕方ないとして、近所のビジネスホテルや24時間営業のネットカフェ、ファミレスなどで過ごして明朝に管理業者に開けてもらうほうが安く済むことがあります。
こういった店舗を把握しておくと役に立ちます。
・近所に頼れる友人を作っておく
近所に友人の家があれば、その友人に頼んで泊めてもらうこともできます。この際も今後の人間関係のことを考えて、迷惑にならないように行動しましょう。
鍵をなくさないために
鍵をなくした時の対処も大事ですが、そもそも鍵をなくさなければそんな苦労はいりません。
なくさないための工夫をまとめてみました。
・デカい・音の出るキーホルダーをつける
大きかったり音の出るようなキーホルダーを付けておけば鍵の存在を意識しやすくなります。そうすればなくした時もそのことに素早く気づけます。
それでも不安な人は、キーチェーンで服などに繋げておくことも一つの手です。
・お決まりの収納場所を作る
「家の鍵は必ず左ポケット」と鍵をしまう場所を決めておくと、先ほど同様鍵の有無に気づきやすいのと同時に、鍵をしまう動作そのものがクセとして定着するのでなくしにくくなります。
ただしこれを実践すると、いつもと違うところにしまったときに「鍵をなくした」と勘違いしやすくなるので注意しましょう。
・スマホと組み合わせる
最近はGPSやBluetoothを内蔵し、スマホから位置情報を確認できるキーホルダーが存在します。
鍵はなくしそうだけどスマホなら絶対なくさない!という自信のある方はこういったアイテムを活用してもいいかもしれません。
「もしかして」に備える心がまえで
人間は完璧ではないので、どんなに気を付けても鍵をなくす可能性は誰にだってあります。そのとき慌てずに行動をとれるように、自分の場合はなくした時にどうすればいいのかを事前に調べてしっかりと知っておくことが大事です。