始めて一人暮らしを始める人にとって、悩みなのが「実家にある持ち物から、何を持っていくか?」だと思います。実家では広いスペースがあった人でも、一人暮らし用のお部屋であれば収納できるスペースは限られます。
引っ越しの事を考えると、あまり多すぎても大変ですし、かといって全てを新しく揃えたら費用がかかりすぎてしまいます。今回は実家から持っていくべきものと、新居の近くで改めてそろえた方がよいもの、それぞれのリストを挙げていきます。
目次
実家から持っていく方がよいもの

・食器・調理器具
今までの実家暮らしで、自分専用の食器やカトラリーがあったらできるだけ持っていくようにしましょう。一つひとつは安いかもしれませんが、新たに全てそろえるとなると馬鹿にならない出費になってしまいます。
もし、実家であまり使っていない調理器具がああればもらっておくのも手です。お鍋やフライパンは調理には欠かせません。ちなみに、実家で使っていないからといって、自分も使わない器具を無理して持っていく必要はありませんよ。
・洋服や靴、装飾品やバッグ
プライベートで来ていた服は、当然新生活でもそのまま使えます。新しい生活に新しい服をそろえたい気持ちもわかりますが、それは引越し後にお金に余裕ができたらいつでもできます。
お気に入りのバッグや服も一緒に連れて行ってあげてください。春の時期に引っ越しされるのであれば、冬服は最低限のものだけ別にして実家に置いておき、寒くなる時期に改めて取りに来るというのも良いでしょう。

・寝具やタオル
お布団がベッドになったりと環境の変化はあるかもしれませんが、実家でも使っていた寝具は、新生活でもそのまま使えるはず。毛布や掛布団などは持っていけば、新たにお金をかける必要はありません。
またバスタオルやハンドタオルなどは何かと数が必要になります。実家でも余りがちなはずなのである程度まとめて持っていけると便利です。
・通信機器(パソコンやスマートフォンなど)
スマートフォンを持っていて、新居に持っていかないという人はほぼいないでしょう。パソコンもあると新居での生活が便利になりますし、仕事や学業には必須という人もいるのでは。
もし持っていたら、引越しの際には持っていきましょう。新しい環境でもすぐに使えるよう契約や設定も確認を。

・本やDVD、CD、ゲームは最低限
自身の娯楽用に持っている本やDVD、ゲームも持っていきたいものですよね。ただし、あれもこれもと持っていくと、新居のスペースを圧迫することになります。どうしても持っていきたいものだけを厳選して、残りは実家に預かってもらうか、引っ越しを機に処分する方が良いでしょう。
こうしたものは新居に移ってからも増えていきがちなので、絞ったくらいがちょうど良いと思います。本やDVDを収納するのに手ごろな棚やラックがあれば、一緒に持っていくと新居でも収まりが良いです。
新居の近くで改めてそろえた方がよいもの

・大型家電
実家に自分専用の冷蔵庫や洗濯機があったという人は少ないでしょうし、あったとしても実家と新居ではお部屋のサイズが異なってきます。ピッタリのものがたまたまあったという状況を除いて、大型の家電製品は新居の近くで揃えた方が良いです。
季節によっては家電量販店でも新生活キャンペーンをしている事があるので、お手頃価格で揃えることもできるでしょう。テレビにドライヤーや炊飯器、ヒーター、電気ケトルといった、実家で共同利用していた家電製品もこの時に一緒に揃えておきましょう。
・大型家具
同じく、サイズの問題で大型家具も新居でそろえる事になるケースが多いはず。テーブルや机、ベッド、タンスなど、新居のライフスタイルにあわせて購入しましょう。
ただし、ミニデスクやちょっとした収納棚など、すでに実家にある家具があれば、積極的に活用した方がお金の節約になります。
・消耗品
トイレットペーパーやティッシュ、化粧品に薬といった消耗品は、近所で買ったほうが引っ越しの荷物を増やさずにすみます。とはいえ、引っ越してすぐに使う分は実家に余っていれば持っていきましょう。

引っ越しをする際は、スペースを圧迫し長期間使用する大型家具をどうするか?(購入するのか、実家にあれば持っていくのか)ということを先に決めておきましょう。
それ以外のものは、使えるものは実家からできるだけ調達し、足りないものを最後に購入する、という手順で行けばお金的にもスペース的にも手間的にも無駄がないでしょう。