皆さんは、スマートロックをご存知ですか?
家に使う鍵の一種ですが、ロックが電気通信でできるようになっており、スマートフォンなどの電子機器によって開錠や施錠をします。
アメリカでは既に人気のシステムですが、レオパレス21でも、高機能型スマートロック「Leo Lock」が採用していたり、日本でも広がりを見せています。
今まで使われていた鍵とは仕組みも活用の仕方も変わっています。スマートロックのメリットとデメリットについてみていきましょう。
目次
スマートロックのメリット

◆遠隔操作でカギを開けられる
通常、家に帰ってきた時にドアを開けるには、ドアの前に来て鍵穴にカギを差して……といった作業があります。
スマートロックなら遠隔でカギを開けられます。そのため、例えばドアの前にスマートフォンを持ってくるだけで、自動的にカギを開けることもできます。セキュリティ面で心配なのであればスマートフォン上で暗証番号を入力するといった形にできます。
◆カギを使う権利をシェアできる
今までのやり方であれば、家族や友達が自宅に来るとき「今日は夜までバイト入っているから先に部屋の中で待っていてよ、カギ渡すから…」といったやり取りが想定できます。
カギを渡すには実際に一度、貸す人に会わないといけませんし、スペアのカギがなければ今度は自分が自由に入れません。
しかし、スマートロックであれば暗証番号を教えるだけで、簡単に誰でもカギが使えるようになります。その後、自分だけが使えるようにしたければ暗証番号を変更するだけで良いのですね。賃貸物件でなら、カギを受け取ったり返却したりする必要もありません。

◆カギを忘れたり落とす心配がない
うっかりカギを持たずに出かけてきてしまったり、どこかに落としてしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか? 筆者も旅行先でカギをなくしてしまい、部屋の前で途方に暮れた経験があります……。
スマートロックであれば、遠隔状態でもカギを閉められるので、わざわざ引き返してカギをかけ直すということをせずに済みます。「家のカギ閉めたっけ…?」と不安になった時にも、施錠しているか確認がラクラクです。
そしてスマートフォンのアプリがカギの役割をしているので、たとえスマートフォンを無くしたり、別の場所に置いてきたとしても別の端末さえあればアプリをダウンロードして、再度ログインすればそれがカギになります。
◆安全性の高さ
スマートロックはシステムとしてカギの権限をシェアできたりしますが、そのセキュリティについて心配という声もあります。しかし、セキュリティは通常のカギよりも高いと言えるでしょう。
例えば、通常のカギは合鍵がカンタンに作ることができます。しかし、スマートロックで合鍵を作る事はほぼ不可能です。
多くのスマートロックはBluetoothで通信をやり取りしていますが、そこには高度の暗号技術が施されています。Wi-Fiはセキュリティに難があるケースも多いですが、それよりははるかに安全と言えるでしょう。
もちろん絶対に破られないというわけではないですが、数秒から数分でピッキングされてしまうとも言われる普通のカギよりは被害にあいにくいでしょう。

スマートロックのデメリット
◆スマートロックの種類によっては開閉が少し面倒
手ぶらの状態で自動的に開錠してくれるタイプなら良いのですが、種類によってはこうした機能がついていないこともあります。この場合、スマートフォンでの作業が少し面倒に感じられるかもしれません。
スマートロックによってはスマートフォンとは別にICカードでも開けられるようになっているので、普段はカードをカギとして併用するのも良いですね。
◆電池が切れる可能性がある
ロックに電気通信を使っているのがスマートロックですので、このための電気が必要になります。スマートロックは電池で動いているので、たとえ停電になってもカギの開閉ができなくなることはありません。
ただし、その分電池が切れたら反応しなくなってしまいます。もちろん電池の交換を定期的に行っていれば心配ありません。
アプリで電池の残量を教えてくれるシステムもあるので、もし電池が減っていると確認できたら速やかに対処すればしましょう。
いかがでしたでしょうか。
スマートロックはその便利さから「未来の鍵」として期待されているシステムです。
一般世帯の95%以上がすでに携帯電話を持っている時代ならではの方法と言えますね。
デメリットは気を付けていれば避けられるものが多く、一方でメリットは非常に多いのが特徴です。今後引越しされる予定がる場合は、スマートロックを導入しているかも気にしてみてください。
レオパレス21の「Leo Lock」については、以下の動画も参考にしてください。