夏から秋にかけて猛威をふるう台風は、日本の気候を代表するものとも言えるかもしれません。台風による大雨や暴風は、水害や土砂災害など深刻な被害をもたらすこともあります。
台風の数が年間で最も多いのが8月から9月。これから本格的な台風シーズンを迎えるにあたり、事前にどんな準備が必要なのかをあらかじめ知っておくことで、いざ台風が来ても慌てずにすむように対策をたてておきましょう。
台風の前に対策しておくこと

・風で飛びそうなものを片付ける
強風による被害を防ぐため、ベランダや家の周りに風で飛びそうなものはないか確認し、事前に室内に移動できるものは移動させておきましょう。
観葉植物やプランター、自転車など、外に置いてあったものが強風で飛ばされ、窓ガラスを割ったり、人に当たったりと、危険な場合があります。
そうならないためにも、室内に移動させるか、風で飛ばないように紐などでくくるなど事前の準備を怠ってはいけません!
・窓や雨戸の点検
また、窓や雨戸の点検も済ませておくとよいでしょう。窓にひびが入っていたりすると、台風の強風で窓ガラスが割れてしまうこともあります。
そうなると、部屋は水浸し、家電などの故障にもつながります。なので、事前に窓や雨戸に不備はないかきちんと確認しておきましょう。
雨戸がない場合は、ダンボールやガムテープで補強しておくと安心ですね。
台風の前に準備しておくべきもの

・懐中電灯、ラジオ
万が一、強風や雷などの影響で停電してしまった場合に備えて、常に最新の情報を得られるようにしておくためです。
・食料や水
強い風や雨によって、外出が困難になる場合があります。数日買い物に行かなくても大丈夫なように、保存のきく食料を準備しておくことをおすすめします。
・非常用持ち出し袋
上記に加えて、緊急時に必要なもの、簡単な着替えなどをまとめて準備しておけば、停電や断水などが起こった場合や、避難勧告などの警報が出た場合も慌てずに済みます。
これらは台風以外の災害時にもあると安心です。日頃から、一式用意しておくと良いでしょう。
台風の真っ最中に気を付けるべきこと

当たり前ですが、雨風が強まり、台風が近づいてきたら、出来る限り外出は避けるましょう。河川や用水路の様子を見に行くなどの行為も危険です。
油断禁物! 台風後にチェックすべきこと

台風が通り過ぎたからと言って、それで終わりではありません。台風による破損箇所はないか一通り確認し、壊れている箇所があれば、大家さんや管理会社に連絡を入れます。窓ガラスをガムテープなどで補強していた場合は、忘れずに剥がしてくださいね。
また、台風が去った後も、河川の増水や強風には注意が必要です。安易に海や川に近づくことは避けましょう。
毎年発生する台風は、避けることのできない自然災害の一つです。被害を最小限に抑えるためには、事前の対策が必要不可欠です。日頃から、台風の到来に備えた準備を心掛け、これからの台風シーズンを乗り切りましょう!