せっかくの夏。思い切り夏を楽しみたいのに、気になる悩みといえば蚊。目が覚めて刺されていたら、朝から気分が沈んでしまいますよね。蚊取り線香を置けばいいかもしれませんが、家になかったり、臭いが嫌で使いたくないという人もいるはずです。
防虫剤のようなケミカルなものを使わず、身体にやさしい自然のもので蚊をよける方法をご紹介します。
1:アロマを使う

アロマオイルを使ってみるのはいかがでしょう。アロマには蚊を殺す働きはありませんが、蚊の嫌う香りを持つものがあり、蚊を追い払うのに役立ちます。ラベンダー、レモングラス、ゼラニウム、ユーカリ、などは蚊が嫌う香りのアロマとして知られています。
無水エタノールに、アロマのエッセンシャルオイルを数滴混ぜて虫除け剤を作ります。これをきりふきなど身体に吹きかけることで蚊をよけられます。身体にやさしい虫除けスプレーになり、お部屋でアロマを焚くのも同じ効果があります。
2:蚊の嫌がる植物を置く

香りで蚊を追い払うなら観葉植物を部屋に置く方法もあります。ローズゼラニウムやレモングラス、ラベンダー、ペパーミントなどのハーブ類が蚊をよける効果があるといわれています。
窓の下や玄関の靴箱の上などに置いておくと、蚊が部屋の中に入ってくるのを防ぐことができます。これらのハーブはホームセンターや園芸店で普通に手に入ります。とても丈夫な植物でどんどん育つので、水やりさえしていれば簡単に枯れることはありません。
3:扇風機で風を起こす

意外と有効なのが扇風機を使うことです。
蚊は体重が軽くゆっくりしか飛べないので、扇風機の風でもうまく飛ぶことができなくなります。また、蚊は人間の皮膚から出る体熱や二酸化炭素の臭いを頼りに人間を探していますが、扇風機の風は熱や臭いを散らしてしまいますし、強い風を浴びると蚊が持つ感覚器官が狂ってしまうので、蚊は人間の皮膚にたどり着くことができなくなります。
扇風機は部屋を涼しくするのが本来の目的なので、蚊がよけられれば一石二鳥です。部屋の中で風を起こせば蚊除けになるので、直接身体に風を当てる必要はありません。なので、風を浴びすぎて体調が悪くなるようなこともありません。
4:飲み残しのビール、炭酸飲料でも蚊を除けられる

蚊が二酸化炭素(炭酸ガス)を頼りに人間を探しているなら、もっと炭酸ガスを出すものを部屋に置けばそっちに蚊が行ってしまいますよね。身近なもので炭酸ガスを出すものといえば、炭酸飲料やビールがあります。そういうものを部屋に置いておけば、蚊をそちらに誘導できます。
「そんなバカな」と思うかもしれませんが、同じ仕組みを使った蚊取り装置が、蚊が媒介する伝染病に悩む発展途上国で活躍しているそうです。
まとめ
せっかくの夏なので、窓を開けて外の陽気と爽やかな風を部屋の中に取り入れたいですよね。身体にやさしいナチュラルな方法で蚊を追い払って、楽しく健康的な夏の暮らしを手に入れましょう。