部屋で楽しく過ごしている時、突然停電になったらどうしたら良いでしょうか。一人暮らしでそんなことが起こったら心細いですし、いきなり真っ暗になるので、慌ててしまうこともありますね。
そうならないために、停電した場合に備えた対処法をご案内しておきます。これを読んでおけば停電のときにも少し落ち着いて行動できますよ。
停電⁉ まずはブレーカーをチェック
ブレーカーは、電気を遮断する装置です。部屋の壁の高いところに、様々なスイッチが並んでいるのを見たことはありませんか? これが「分電盤」というもので、家全体の電気を遮断するメインブレーカーや、場所ごとのスイッチになっている小ブレーカーがあります。
もし、突然部屋が真っ暗になってしまった場合、慌てずにブレーカーを確認してみましょう。高いところにある場合が多いので、暗い中で踏み台などを使う場合は足元に気を付けてくださいね!
●一度にたくさんの電気を使いすぎないようにしよう
家では、さまざまな電化製品を使用しますが、許容量を超えた際に自動的にアンペアブレーカーが「落ちる」システムになっています。なぜなら、もし電流(アンペア)が過剰に流れると、それによって発火が起こる可能性があるからです。
アンペアブレーカーが落ちたという事は、基本的には「電気を使いすぎた」と思ってください。とはいえ、電気が無い状態では不便なので、改めて自分でブレーカーのスイッチを入れに行く必要が出てきます。

直し方はブレーカーのつまみを上げ、『入』の状態にするだけです。直した後は、電気の使い過ぎた原因を自分で省みて、電化製品の稼働を減らしてみましょう。
ちなみに、正確にブレーカーが落ちる数値を知りたいのであれば、契約アンペアを調べましょう。電気ご使用量のお知らせ(検針票)に記載があるほか、アンペアブレーカーの色でも分かりますよ。
●ブレーカーが原因ではない場合
他の家も電気が消えている場合、落雷や工事、装置のトラブルなどによって、停電が起こっている可能性があります。
スマートフォン等を使って、各電力会社のホームページで「停電情報」を確認しましょう。もしホームページでも停電情報がない時は、電力会社に問い合わせを!
緊急用の灯りを確保!

すぐに思いつくのは電池式の懐中電灯ですが、今の時代だとスマートフォンのライト機能を使う方が手っ取り早いかもしれません。ただしスマートフォンは連絡ツールの要でもあるため、電池をライトで消費するのは望ましくないです。
落雷や機械のトラブルなど、ブレーカーが原因ではなくいつ復旧するかわからない停電の場合に備えて、家のどこかに常時利用できる懐中電灯を用意しておくのは有効です。
また、停電時になると、自動点灯する「停電灯」といったグッズもあります。普段はコンセントにさして充電しておくと、停電時に自動で点灯します。蛍光灯や太陽光といった日常の光を吸収して、暗くなった際に光る「蛍光テープ」をルートに貼っておくのも良いですね。
もしものために、事前準備を
夜の停電は真っ暗になるのでビックリしますが、急いで動いて周囲のものをひっくり返したり、コードに足を引っかけたりすると、怪我をしたり大事な家財を傷つけたりしてしまいます。できるだけ慌てずに行動できるよう、日ごろから備えておきたいですね。