一人暮らしに憧れているけどできない……。そんな実家暮らしの方も多いと思います。経済的な問題もありますが、それは誰もが同じ。最初に立ちはだかる一番の関門は“親の壁”ではないでしょうか。そんな人に向けて、うまく親を説得するセリフをご紹介します。
目次
■親の不安を解消して説得する!
一人暮らしに反対する親の心の内にあるのは、ずばり“不安”です。
説得に必要なのは、その不安を解消してあげること。自分の“したい”だけを主張しているうちは、親の納得は得られません。親の立場からすれば、子供のひとり暮らしがしたい、独立したいなんて思いはとっくにわかっているもの。
それでも心配してしまう気持ちを、具体的な提案で和らげるのが“説得”なのです。ただ「ひとり暮らしがしたい!」では、反対されるのも無理はありません。
それでは具体的な説得法を見ていきましょう。
■お金の不安から反対される時

「援助してもらったお金は、社会人になったら少しずつ返します」
学生時代は、学業やサークル活動、就活など意外と忙しいもの。バイトの時間がとれず全額自己負担は難しい、という学生も多いと思います。
そんな人は、家賃や生活費を一部援助してもらい、卒業後、就職してからお金を返していく、というプランを作成し提示してみましょう。実際、社会人になってから家にお金を入れている人はたくさんいます。初ボーナスで親にプレゼントを買うという話もよく聞きます。
新入社員のころは自分の生活でいっぱいでも、ある程度落ち着いてきたら、これまで育ててもらった感謝も込めて家にお金を入れる。その気持ちだけでも親はうれしいものです。きっと首を縦に振ってくれますよ。
「一人暮らしにかかるお金は全部自分で負担できるから!」
アルバイトにたくさんの時間をかけることができる、2・3年生以降の学生にオススメのセリフですね。
都内で一人暮らしするには家賃だけでも平均6~8万円、食費・交際費の平均が5万円前後となっています。これらに光熱費や通信費などの費用がかかるので、月12~15万円の収入は欲しいところです。これだけの額を稼ぐのは容易ではありませんが、割のいいバイトや、将来も見据えた没頭できるバイトに出会ったという人は、思い切ってこのセリフで挑んでみるのも手かもしれません。
■安全面からの不安で反対される時

「友達もすぐ近くに住んでるんだ」
一人暮らしで心配される最も大きな要因は安全面でしょう。
「もし病気になったら」「治安は大丈夫なのか」と挙げればキリがありません。街の雰囲気や、住む場所のセキュリティがしっかりしているということを提示するのは当たり前。実際に部屋選びのときに親も同席してもらうというのも安心させるのに有効です。さらに、上記のような情報を教えてあげれば、ぐっと安心感が増します。
「学生寮に住もうと思うんだけど…」
門限やいくらかの制約はありますが、寮は安心できるひとり暮らしのひとつです。
大学近くで比較的安価に暮らせたり、食事が付いていたりとメリットも豊富。なにかあれば大人の力を借りることもできますし、親の安心も大きくなることは間違いありません。
「仲の良い友達とのルームシェアだから安心でしょ?」
最近はルームシェアという方法を採用する人が増えてきました。
信頼できる友人とルームシェアをすることで家賃や生活費を折半することができますし、なにより同居人がいるだけでも心強いですよね。以前ほど珍しくはなくなったルームシェア、条件が合えば挑戦してみてはいかがでしょうか。
■説得前の準備はしっかりと…!
親を説得するには、やはり本気であることを伝えるのがベスト。
思いつきで説得するのではなく、お金や生活のことを事前によく調べておくことで本気さが伝わります。
さらに、自分が一人暮らしをすることで得られるメリットにも具体的に言及できるようにしましょう。
・通学時間が短くなること
・自分の時間が多く確保できること
・就職活動で都内を駆け回るときも拠点が近くにあることで非常に便利 等
これらのメリットを上手くまとめて説得にチャレンジしましょう。
どんなに自信があっても、実際に一人暮らしをするには親の支えは不可欠です。じっくり話し合ってお互いが納得できるように、相手の気持ちを汲み取りながら説得してみてください。