大学生の一人暮らしを応援するひとり暮らしラボ。今日も、現役の大学生のリアルな姿を切り取っていきます!
今回お話を聞いたのは、早稲田大学男子チアリーディングチーム「ショッカーズ」3年生の西村さん。高校時代から一人暮らし(寮)をしていたそうです。
男子のチアという珍しい競技として注目されているこの団体、同大学出身の直木賞受賞作家・朝井リョウが『チア男子!!』という小説を書いたほど、「青春」そのもの。ハードな毎日のなか、学業もバイトもこなす、西村さんの一人暮らしにせまります。
目次
学業とサークルとバイトに忙しい毎日
ーまず初めに、自己紹介をお願いします。
現在、早稲田大学3年生、基幹理工学部の電子物理システム学科で電子系の勉強をしています。サークルは男子チアリーディングチームのショッカーズに所属しています。
ー普段の生活はどんなかんじですか?
理系なので、週4回、大学に通って勉強しています。残りの時間はサークルの練習をしているか、アルバイトをしていますね。勉強、サークル、アルバイトの両立はきついなと思うこともありますが、他の大学生よりは頑張っているかなと自負しています。
アルバイトはメロンパン専門店で働いています。「世界一メロンパンが似合わない男」と友人に冷やかしをうけますが(笑)、週に3,4回ほど出勤しています。
男子チアリーディングの実態にせまってみました

練習前にがっちり笑顔!この笑顔は全員練習するそう。
ー所属している男子チアサークル・ショッカーズのことを教えてください。
男子のチアリーディングと聞くと珍しく感じる人もいるかと思いますが、最近は徐々に増えてきており、全国に、明治大学、首都大学、名古屋大学、同志社大学、そして早稲田大学の5つのチームがあります。
またショッカーズには、部員同士を呼び合う「ショッカーズネーム」と呼ばれるコードネームがありまして、僕はポテイトと呼ばれています。理由は帰国子女で、アメリカといえばという単純な理由で先輩につけてもらいました。

バッグには「POTATO」の刺しゅうが!
ー面白いですね!実際にショッカーズに入ってみて大変なことはありましたか?
まずは筋トレですね。入った当初は筋力がなかったので、とても苦労しました。もともと高校時代はバスケをがんばっていたので、そこそこ筋肉には自信があったのですね。でもやはり、チアは独特の動きなので、バスケとは使う筋肉が違うんです。
そのため、筋トレはほぼ毎日していましたし、食べるものを変えました。
また、プロテインも飲んで筋力増加を図りました。その結果、一年生のころよりも10Kgも体重が増えましたね(笑)

1年前の様子。
-10㎏!すごいですね。大会はあるんですか?
年に一度、大きな大会があります。男子チア部門もきちんとあるので、先ほど紹介した5チームで競い合っています。
その他に大きな大会はないのですが、早稲田祭や早慶野球のイベントに参加させてもらって、尺とか演技の流れを変えるといった工夫で、それぞれのイベントに合わせた演技をしていますね。

大会終了後にパチリ。
ーサークルのメンバーの雰囲気はどうですか? ストイックなイメージがあるのですが。
チアリーディングは1つのミスで大怪我につながる危険なスポーツなので、雰囲気が緩くならないように心がけています。また、練習中に120%でやらないと、本場で緊張してしまうので、練習は毎日全力です。
しかし、練習中はストイックでも演技中にそれを見せてしまうと、お客さんに楽しさが伝わらなくなってしまうので、努力をみせないよう、演技中は爽やかな笑顔で挑んでいます。オンとオフの切り替えはすごく大切にしていますね。

普段のショッカーズの練習風景。
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