【片づけが好きになるヒントvol.6】「一気に」と「ゆっくり」。合わせ技でマイペースな片づけを。

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こんにちは、整理収納アドバイザーのりんかです。

前回の連載では、「お片づけレベル初心者」の方向けに、ものの整理を始める前に考えておきたいことについてご紹介しました。

【片づけが好きになるヒントvol.5】「捨てる」を始めるその前に考えたい3つのこと

2016.03.10

理想のくらしや片づけられない理由がなんとなく見えてきたでしょうか?

今回もお片づけ初心者向けに、実際の片づけを進めていくうえで大切な「ペース」のお話しをしたいと思います。

片づけへの取り組み方は人それぞれ

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近年の「片づけ」ブームで、書店にはたくさんのお片づけ本が並んでいます。片づけられなかったころ、私も何冊も購入しては試行錯誤したものでした。
先生が違えばアプローチが変わってくるように、本によって「お片づけ方法」はさまざまです。期限を決めて一気に終わらせたほうがいい。できることからコツコツ進めたほうがいい。捨て方についてもさまざまです。
実際にいろいろな方法を試してみて感じたことがあります。それは、自分に合う方法は自分にしか分からないということです。
本の通りに進めなくてもいい。「一気に片づけを終わらせる」でも「ゆっくり進める」でも大丈夫なのです。

それぞれのメリットとデメリット

とはいえ、なにも指針がなくては、片づけを始めるのもむずかしいですよね。
まずは、「一気に」と「ゆっくり」。それぞれのメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。

短期間で一気に片づける方法のメリットとデメリット

まずは、短期間で一気に片づける方法です。
メリット:
部屋の様子がガラリと変わり、達成感を得やすい
自分が持っているものの総数を把握しやすい

デメリット:
一時的に部屋がすごく汚くなるため、挫折しやすい
挫折すると片づけ前よりさらにひどい状態になってしまう
短期間で行なうためモノと向き合う時間が少ない

ゆっくりコツコツ片づける方法のメリットとデメリット

次に、ゆっくりコツコツ片づける場合です。
メリット:
じっくりモノと向き合うことができる
そのため自分の好みがわかりやすく、次の買いものでの失敗が減る
部屋全体がひどく散らかる心配がない

デメリット:
スペースごとに片づけるためモノの総数が把握しにくい
部屋の様子が変わりにくいのでモチベーション維持がむずかしい
スケジュール管理や継続するのがむずかしい

おすすめは「一気に」✕「ゆっくり」の合わせ技

「一気に」も「ゆっくり」もしっくり来ないという方には、その両方を合わせてみてはいかがでしょうか。
「全部出す~収納する」までを数日で終わらせるのではなく、狭い範囲から始めて、挫折しそうになったら一旦終わり。しばらくは小さなところを見直すだけにとどめる方法です。
具体的なやり方をご紹介します。

用意するもの

用意するものは、ごみ袋が1枚、箱が4つです。
それぞれどんな用途で使うかはこちらをご覧ください。
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■不要なもの
不要なものは、さらに2つに分けてみます。
明らかに要らないものは「ごみ袋」へ。要らないけれど捨て方が分からなかったり、面倒だったりするものは「捨て方不明」ボックスへ。
■必要なもの
必要なものは「残すもの」ボックスへ。
■決めかねるもの
じっくり向き合ったうえで決めかねるものは「保留箱」へ。
設定したタイムリミットが来たら、「不要・要」の判断を待たずに「タイムリミット」ボックスへ一旦しまいます。
なるべく大きめのものがおすすめ。「バンカーズボックス」やSeriaの「Plenty Box」など蓋つきで積み重ねられるものだとより良いと思います。
なお、「残すもの」ボックスがいっぱいになったら、それをさらに分けていくのでまた箱を買い足しましょう。必要な数は人によって違います。

STEP1 【一気に】2~3ヵ所を数日間で一気に片づける
まずは、2~3ヵ所を休日などの数日間で一気に片づけましょう。必ず「タイムリミット」を設定してください。
部屋中のものを出すと散らかってしまうので、収納家具1つ分を目安に。比較的ものの整理がはかどりやすいクローゼットや玄関、洗面所などもおすすめです。
ものを全て出したら、一つずつしっかり向き合いながら、用意した箱とごみ袋に振り分けていきます。

STEP2 【一気に】タイムリミットが来たらすべて箱にしまう
タイムリミットが来たら、整理しきれなかったものはすべて「タイムリミット・ボックス」に入れておきます。
その中には要るものも要らないものもあるはずなので、「保留箱」とは必ず分けるようにしましょう。
これで、部屋全体が散らかることはなくなります。

STEP3 【ゆっくり】1週間~1ヵ月ほどかけて整理を進める
その後は、新しい場所には手をつけず、1週間~1ヵ月ほどかけて整理を進めていきましょう。翌日から始めなくても、好きなタイミングでスタートした大丈夫です。
まずは「タイムリミット・ボックス」を開けて、中身を振り分けていきます。決めかねる場合は保留箱に入れてもいいので、必ず空っぽにしてくださいね。
次に保留箱を確認。判断できるものがあれば「要」「不要」を分けます。ここまで出来たら、別な場所を選んで「STEP1~STEP3」の作業を進めましょう。

STEP4 【ゆっくり】カテゴリごとに分けてみる
「要」の箱がいっぱいになったら、一度中身を全部だして、「文房具」「本」「雑貨」などカテゴリごとに分けてみます。
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プラスチックかごや仕切りなど、収納グッズも専用の箱を作っておくと、収納計画を立てるときに便利です。
このとき、収納グッズや収納家具を買い足さないように注意しましょう。ただ、箱の中にカテゴリごとに分けて置いておくだけにします。クローゼットの場合も、畳んでおくだけ・掛けておくだけにとどめましょう。
使うときは「文房具」ボックスを開ければ必要な文房具が入っているはずなので、そこまで困らないはずです。
引き続き、すべての場所でSTEP1~STEP4 をくり返してみてください。

STEP5 整理完了。お片づけ中級者への第一歩です!
すべての場所でSTEP1~STEP4の作業が終わったら、お片づけ中級者への第一歩です!
保留箱は残しておいても大丈夫。また期限を決めて見直してみます。
そしてこれからは、「要るもの」をどんなふうにしまうか。それを考えていきましょう。

終わりに

今回はお片づけへの取り組み方として3つの方法をご紹介しました。
3つ目の「合わせ技」は、総合的に見ると時間がかかるのですが、モノときちんと向き合えますし、部屋が一気に散らかってしまうこともありません。また、そこそこ達成感を感じながら無理せず進めていけると思います。
「一気に」も「ゆっくり」も挫折してしまった方は、ぜひ一度試してみてくださいね。

次回の連載では、いよいよお片づけ中級者向けの内容に入ります。
収納術の情報はたくさんあふれていますが、実は「自分に合った収納のタイプ」があります。それを知るためのヒントについてご紹介します。

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