地方=生活費が安いとは限らない! アルバイトの収入が1万円以上差がつくことも!?

住む地域によって一人暮らしにかかる金額は異なります。一般的に、都市部は物価が高く、地方は物価が安いと言われます。

そのため、地方のほうが生活費に余裕が出ると思われがちですが、「支出」にあたる物価と同様に、「収入」にあたる給料でも地域格差が生じるため、一概には言えません。つまり、『都市部は時給が良くても物価が高いので、結局お金が残らない……』ということがありえるかも? そこで、地方でのアルバイトの時給や物価について調べてみました。

アルバイトの時給(地域別最低賃金の全国一覧)

アルバイトの給料については労働局が最低賃金を定めています。これによって、どんな業種や職種であっても、最低限貰える金額が明らかになっています。

厚生労働省の地方支分部局である労働局は47都道府県それぞれにあり、都道府県ごとに最低賃金も異なります。

【参考:地域別最低賃金の全国一覧  (厚生労働省)】
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

例えば、東京都は932円、埼玉県や愛知県は845円、京都府は831円など、都市部は金額が高めでが、その一方で、一番賃金が安いエリアとされる沖縄県は714円となっています。

都市部と地方で、賃金はどれくらい差があるの?

「200円程度の違いくらい、大したことないんじゃない?」と思ったら大間違い。

例えば1ヶ月で、週3日×5時間のシフトで4週間働いたとします。するとこんなに差が……。

東京都の場合、932円×3時間×5日×4週間=55,920円
沖縄県の場合、714円×3時間×5日×4週間=42,840円

結果、月に13,080円も差が出ることになります。これはかなり大きいですよね。

地方でも物価が高いことがある

都道府県別の物価水準は、総務省統計局が発表しています。
http://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2016.pdf

これと先程の地域別最低賃金とを比較してみると、全体的に見れば地方は物価が安いです。ただし、それぞれの都道府県ごとに見てみると、必ずしも物価と賃金が比例しているとは限りません。

例えば、那覇(沖縄県)の場合、食料物価指数は東京23区より高く、全国の県庁所在地で1位となります。これは、輸送費分が上乗せされるという理由もあります。
【参考:東京23区より高い那覇市の食料物価指数 全国県庁所在地で1位 最も賃金安い沖縄でなぜ? (沖縄タイムス+プラス)】
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92782

食料物価が高いエリアの場合、ちょっとくらい時給が低くてもまかない付きのアルバイトを選ぶと日々の食費が浮くため、結果的に貯金が増えることもあります。

まとめ

自分の住んでいる地域の賃金や物価のタイプを確かめることで、より計画的な一人暮らしが実施できます。

細かく調べるのは面倒でしょうから、例えば、まずこちらはどうでしょうか。総務省統計局では、都道府県を消費者物価によって8つのタイプに分類しています。
【参考:都道府県別・10大費目別消費者物価地域差指数の構造により各都道府県を8つのタイプ(型)に分類】
 http://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/topics/topi871.htm

例えば、東京都と神奈川県は「分類1」で『全体的に(物価が)高い、住居は極めて高い』となっています。

また、群馬県、新潟県、山梨県、岐阜県、三重県は「分類8」で、『多くの費目で全国平均(=100)以下 特に住居及び教育が低い』となっています。

ここで、自分の住む都道府県がどの傾向にあるか見るだけでも、日々の生活にかかるお金の見方がちょっと変わってきて楽しいですよ。
地方で一人暮らしを始めるときは、生活費がどれくらいかかりそうなのか、あらかじめチェックしておきましょう。

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