茨城の“魅力度”は本当のところどうなの!?茨城での大学生一人暮らし、お金について聞いてみた

全国魅力度ランキング最下位でおなじみの茨城県。その茨城で、一人暮らしするとどのようなものなのでしょうか。やっぱり魅力度47位だからつまらない……?

気になったので、水戸市に住んでいた茨城大学の卒業生に聞いてみました。

「いばらぎ」じゃなくて『い・ば・ら・き』での一人暮らしの実態はいかに!? 茨城ならではの苦労や意外な魅力が明らかになりました!

茨城県内の交通費事情~メリット&デメリット

まずは交通費事情をご紹介。茨城県ならではの事情が見え隠れしています。メリット・デメリットに分けてみていきましょう。

茨城の交通費 : ~都内へ行くには結構遠い~

地図で見ると、すぐ近くな気がしてしまう、茨城と東京。しかし、同じ茨城でも水戸市は東京までの移動に手間とお金がかかるそう。

撮影/唐沢未夢

元茨大生の証言
「同じ関東なのに、東京都内に行くには水戸からだと時間がかかるんです…。茨城県のつくば市や土浦市など、県南・県西に住む学生は都内まで近くてすぐ行けるので、同じ茨城県でもなんだか損した気分になります」

茨城県は関東地方に分類されますが、特に茨城県の県央から北に住む場合、地理的に東京まで時間がかかります。鈍行列車でお金をかけずに時間をかけて行くか、特急列車でお金をかけて時短で行くかの二極です。

新幹線で宮城や岩手など東北へ向かおうとすると、一度都内まで出るか、栃木や福島駅まで足を運ぶ必要があり時間がかかります。

一方で、茨城県水戸市内で過ごすなら、自転車があれば問題ない、という声も。

元茨大生の証言
「みんなが大学周辺に住んでいるので、自転車で集合することが多く夜中の2時でも集合可能でした」

県外に出かける必要がないならば、さほど交通費は気にしなくても良いかもしれません。

茨城の大学生、就活事情

茨城の学生の就職活動事情についても聞いてみました。そこには地方ならではの困った事情があるようです。

1.就活予備校がない

茨城では、大都市では当たり前の就活予備校が少なく、地方の大学ならではの、のんびりとした雰囲気で、学生の「就活」への危機感が薄いところがあります。そうした中、就職活動に対して不安になる学生や、苦労する学生がちらほら。

元茨大生の証言
「プロによる指導・添削を受けたいので、お金をかけて都内の就活予備校へ通っていました」

「都内の学生は就活に対する意識が高くて、就職予備校に通っている人がいると聞いて驚きました。もっと前から、就活の準備をしておけばよかったと後悔しています」

就職活動の直前になって、大学側が用意した短期講座を受講して準備を進める学生も多いです。

しかし、やはり長い期間を準備に費やした学生との差を感じている人も。

都内には大学も学生も多く、就職活動を有利に進めるのに必要な予備校や就活サークルといったものが豊富ですが、茨城ではそうしたものがあまりありません。

茨城の学生は周りの「のんびりとした雰囲気」に流されることなく、将来への明確なビジョンに向けて早い段階で個人的に動かなければならないと言えます。

2.就活の交通費がかかる

就職活動でかかるのが交通費です。遠方の学生が就職活動を行う場合、ウィークリーマンションを借りたり、ホテルに宿泊したりするものです。

ですが茨城の学生の場合、「泊るにはお金がかかるし、頑張れば、日帰りで就職活動できる」と宿泊先を探さず始発で就職面接へ向かう学生も。

元茨大生の証言
「朝の早い時間の面接の場合、前泊したいのですが、始発でなんとか間に合うので頑張って早起きします」

また、茨城県が“関東地方”ゆえ、研修などの際に交通費が出ない不条理もあるようです。

元茨大生の証言
「都内での内定後の研修では、交通費が関東地方は未支給で困っています。遠方の子は交通費が出るので新幹線を使って1時間半ほどで帰宅できます。でも私は交通費が出ないので、鈍行列車で帰宅するのに2時間弱。交通費を捻出するためにバイトを増やしました」

新幹線がないので都内まで在来線では時間がかかり、思い切って特急列車で行くとお金がかかり、その上「関東だから」という理由で、交通費が出ない場合がある茨城県は悲運な県です。

茨城の学生は就職活動を見越して事前にアルバイトをしてお金を貯めておく必要があります。

3.面接の空き時間

就職の面接が、午前と午後の2回入っている……。就活をしているとそのような場合もあります。

都内での面接の場合、都内に住む学生や都内の大学へ通う学生ならば自宅に帰宅する、大学へ向かうなどして時間を潰せますが、茨城の学生はそれが難しいです。地方の大学生と同じくファストフードやカフェなどで時間を潰さなければなりません。

4.面接写真

都内では数多ある、就職活動用の写真スタジオ。

茨城県には、ファミリー用の写真スタジオはありますが、就職活動に特化したスタジオは多くありません。

アナウンサーや客室乗務員、秘書など華やかな業種・職種にチャレンジするために、わざわざ都内まで足を運び面接写真を撮影する学生もいます。

茨城でのレジャー費はかかる?

茨城で暮らす学生の中には、車を所有している友人も多く、レジャーでは大活躍します。ガソリン代や高速代を友人同士で割り勘にすればレジャー費があまりかからず、お財布にやさしいです。

また水戸市に住むと、海の幸が豊富な大洗町、日本一の高さの橋からバンジージャンプできる常陸太田市、キャンプ場が豊富な大子町、ちょっとおしゃれな街・つくば市など、車をつかえば1時間ほどで行ける立地なので、県内で遊ぶには困りません。

特にBBQをする施設が豊富で、合宿やキャンプなどで頻繁に行われます。遊ぶためのお金はそこまでかからない傾向にあるようです。

気になる茨城での生活費は? ~物価は都内よりも1~2割安い~

茨城は農業県のため、野菜やコメなどが都内よりも1割から2割ほど安いのがうれしいです。またスーパーよりも、JA直売所や道の駅などで地元の野菜を購入し、生活費を抑える努力をする学生も。

元茨大生の証言
「野菜は形の悪い野菜が、直売所で安く売っているのでそこで買います。味は同じなので気にしません」

また、一人暮らしの部屋は広くて駐車場が無料でついてくるところも。加えて、治安が良く女子学生が暮らしやすいのも特徴的です。

茨城で生活するメリットは他にも

1.「ロッキンジャパンフェス」にスタッフとして参加できる!

日本3大フェスのひとつで毎年、ひたちなか海浜公園で行われる「ロッキンジャパンフェス」。

学生ならばアルバイトスタッフとして参加できます。交通手段や宿泊施設があまりない会場なので、地元に住んでいる学生が優先して採用されるそうです。

ひと夏の思い出を、豪華アーティストも多数参加するロックインジャパンフェスで体験できるのは、茨城県の学生ならでは。他県の学生に自慢できちゃいます。

2.茨城空港が意外と使える

茨城県には小さいながら茨城空港があります。本数は多くありませんが、沖縄や神戸、北海道などの国内線や、上海へ就航しています。

この空港、うれしいことに駐車場が何日停めても無料! 学生同士でお金を貯めて、全国各地へ旅行も簡単にできちゃいます。

まとめ

茨城ならではのメリット・デメリットが見え隠れする、茨城での大学生一人暮らし。

残念ながら県としての魅力度は最下位になってしまうこともあるようですが、学生として生活するには治安や物価の面で住みやすいのが特徴として挙げられます。

特に田舎でのんびりしているので、都会の喧騒にうんざりしている人におススメです!

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