年間103万円以上バイトで稼ぐ人は要注意! せっかく稼いだのにムダになるかも

一人暮らしを始めてアルバイトに励んでいる人も多いでしょう。そうなると学生でもかなりの年間収入を得ることになります。ここで気を付けたいのが、ある程度の年間収入を得るとデメリットが生じる事があるということ。

それが「103万の壁」と言われるものです。ニュースなどで聞いたことがある方もいるかもしれません。この記事ではアルバイトをする上で知っておきたい「103万円の壁」について述べていきます。

1.他人事じゃない! 年間103万は意外に達成しちゃうかも?


「自分は103万も稼がないよ~」と思っているアナタ。年間103万というとかなり高額に思えますが、1カ月あたりで計算すると8.5万円。そこまで遠い話ではないのです。

ちなみに全国学生活協同組合連合会の調査によると、アルバイトをしている学生は70.4%。月平均給与は33,960円となっています。ただし高収入のアルバイトをしたり、掛け持ちをしたりすれば、月に10万円以上稼ぐことも決して難しくありません。

さらにアルバイトで103万円以上稼いでいなくても、他の収入(ネットオークションなど)があれば、それも計算に入れないといけません。

2.「扶養家族」でなくなる!? 年収103万円の壁

結論から申し上げます。学生が年収103万を超えてしまうと、親が払う税金が7万円以上高くなります。その理由は以下の通りです。

学生の場合、両親の「扶養家族」となっているケースがほとんど。「扶養家族」というのは、世帯主に養われている家族ということになります。家族と同居していたり、仕送りをもらっていたりするケースですね。

しかし、学生といえども、自分でお金をたくさん稼いでいると「扶養家族」からは外れてしまいます。

“たくさん稼ぐ”=”自立している”とみなされる金額が『103万』なのです。

なぜ103万なのか? 詳しい理由が知りたい方は、こちらをみてください。

国税庁ホームページNo.1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか

とりあえず、まずは「年間に103万以上稼いでしまうと、扶養家族から外れ、親の税金が高くなる可能性がある!」と覚えておきましょう。

家計を助けようと思って頑張ってアルバイトしたのに、その結果、あなたのご両親など扶養してくれる人に税金が余計にかかってしまった! なんてこともあるかもしれません。では、103万円を超えてしまうとどうなるのか、次の項目でご説明します。

3.年収103万円を超えないためには?

103万円を超えそうになっても通知などはきません。そのため以下のように、自分でバイトの給与を計算する必要があります。

■毎月いくらバイト代が入るのか計算しておく

できれば給料日までに今月はいくら入るのか、月ごとに計算しておきましょう。あとから慌ててバイト代を減らそうとしても間に合いませんよ!

冒頭で述べたように月8万円以上稼いでいる人は、特に注意しておきましょう!

■給与明細をもらったらここをチェック

毎月、給与明細の「課税対象額」という欄を見ておきましょう。 自分の年収が103万を超えているかどうかは、その年の1月から12月までの給与の合計を計算します。

4.もし103万を超えそうになったら? 超えてしまったら?

103万をもし超えてしまいそうなら、一番よいのはその後アルバイトの回数を減らすことです。そして親にも相談しておいてくださいね。

それでも103万を超えてしまった場合は、年末調整の際に「勤労学生控除」を申請しましょう。これは学生の場合、税金の負担を減らしてもらえる制度です。ただ、これも130万という限度があります。詳しくはこちらでご確認ください。

国税庁 No.1175 勤労学生控除

バイト代が年間103万円を超えてしまい、さらに「勤労学生控除」もしていないと、追加で税金を払ってください、という納税通知書が役所から届きます。その場合は税務署に行って修正申告などを相談しましょう。

できるだけたくさんアルバイト代を稼いで、遊んだりしたいとは思いますが、稼ぎすぎると親の税金が増えることもあるということを今回はぜひ覚えておきましょう!

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