敷金を損しないために!普段の生活で気を付けること3つ

賃貸のアパートやマンションに入居する際に支払う「敷金」。その部屋を引っ越しで出る際、住んでいた部屋を原状回復(部屋を借りる前の状態にすること)するために、敷金の一部が使われるという仕組みになっています。

部屋に大きな汚れや破損があると、敷金が戻ってこないことも! 普段から気をつけていれば、「引っ越しのときに敷金がほとんど返ってこなかった……」なんてがっかりすることもありません。

敷金を損しないために、普段の生活で気を付けられることを紹介します。

原状回復とは?


まず、敷金の一部は「原状回復」のために使われるお金のことです。「原状回復」とは、一体どこまで借り主が行うのでしょうか? 国土交通省がその定義を定めています。

簡単に言うと『普通に住んでいたら発生する劣化』などに関しては、貸している人が元の状態に戻します。例えば、以下のようなケースです。

・家具を置いていたことでついた、床やカーペットのへこみ
・冷蔵庫、電子レンジの後ろの壁の黒ずみ(電気焼け)
・畳の変色、フローリングの色落ち(日差しや年月によって自然に変わったもの)
・鍵の取り換え
・ポスターなどを貼った跡(画鋲やピンの跡)
など

また『住み方次第では発生しない(意図的なものや、不注意によるもの)』損傷や、劣化に関しては、賃借人(部屋を借りている人)が元の状態に戻しましょうというルールも。例えば以下のようなケースです。

・重いものを壁にぶつけて穴が開いた
・窓を開けっぱなしにしていたら、雨が吹き込んでフローリングが変色
・落書き
・タバコのヤニによる壁紙の変色
など

詳しいことは以下のサイトに載っていますので、参考にしてくださいね。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について 2016年2月13日

気をつけること1 床のキズ

ついうっかりつけてしまうことも多い床のキズ。重い家具をひきずったり、倒したりしてつけてしまう事があります。

これは気をつけていれば防げます。模様替えの際など、家具を移動させる時はマットを敷いたり、普段から転倒防止のストッパー式器具やポール式器具などを使用したりするようにしましょう。転倒防止グッズは地震の際の安全にも繋がるので、一石二鳥ですね。

気をつけること2 壁に釘やビスは打たない

賃貸で悩ましいのが壁へのキズです。壁がキズつくのは、壁にカレンダーやポスターを画鋲で止めたときや棚を設置したとき、家具などを固定するために金具を取り付けたときなどさまざまな場面がありますよね。

そんなときは、基本的に釘やビスなどの大きな穴が空くものはNG、画鋲やはがせるテープなどはOKと考えましょう。

原状回復が必要かどうかの違いは、全国賃貸不動産管理業協会によると“重量物をかけるためにあけた壁等の釘穴・ビスで下地ボードの張替えが必要なもの”ということです。

下地ボードの張り替えが必要なほどの穴は、通常使用ではできないものと考えられているということですね。テープなどで固定する場合も、剥がれないものだと壁紙やドア材を傷めてしまう恐れがあるので、時間が経っても剥がせるタイプのものを使用しましょう。

気をつけること3 汚れたらすぐ掃除

人が日々過ごす部屋に汚れはつきものですが、それを放置して大きなシミやカビが発生すると借主の責任になることがあります。

例えばよくあるのが、喫煙による壁紙の変色や冷蔵庫下のサビなどです。また、台所の油汚れや、シンクやバスタブにヘアピンや缶を置いた事でできるサビ、窓などの結露を放置してできてしまったカビなどが挙げられます。ついつい怠りがちですが、普段の生活で気をつけられるものなので、注意して過ごすようにしましょう。

敷金が発生するのは退去時ですが、借り始める際の契約内容も良く確認しましょう。まずは契約前に退出時にどの程度が借主の責任になるのかチェックし、自分の部屋を大切にすることを心がけて生活するようにすれば、汚れや破損は少なく過ごせることでしょう。

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