異色のマルチラッパー!HIPHOPを聞かない人にもファンの多い「GOMESS」さんのお部屋訪問!

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ラッパーでありながら様々なミュージシャンとのセッションのみならず、以前にひとり暮らしLabでも取材した山科ティナさんとコラボライブをしたり、映像作家の方との共作をしたりと多才なアーティストGOMESS(ゴメス)さん。

今ブレイク中の彼は静岡出身で現在は東京で一人暮らし中。

他の誰にも真似の出来ない独特の世界観を作り出す彼のリリック(歌詞)やトラック(曲)の秘密は住環境にあるのかも!?と思い潜入調査をして来ました!

GOMESS(ゴメス)Profile:1994年静岡生まれ。10歳の時に自閉症と診断され引きこもり生活に入るが、その中で音楽に惹かれ音楽三昧の日々を送る。「RHYMESTER(ライムスター)」のアルバムに衝撃を受け、リリックを書き始めラッパーを目指すようになる。
その後「第二回高校生ラップ選手権」で準優勝し脚光を浴びる。自作のPV「人間失格」を気に入った現在所属している事務所主催者の誘いで上京し、ラッパーとして多数のライブを行いながら日々新しい音楽を作り続けている。
民謡歌手朝倉さやさんとのコラボ「RiverBoatSong ft.GOMESS」収録アルバムは2015年第57回日本レコード大賞企画賞受賞。

最新アルバム「情景-前編-」について

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-本日はよろしくお願いします。4月に3枚目の音源「情景-前編-」(ミニアルバム・複数のアーティストとのコラボがメインの作品)は発売されていますが、GOMESSさんがこの部屋でメインのメロディラインやリリックを書いたものってありますか?

G そんなに多くないのですが、真奈さんの曲(memory card 「情景-前編-」6曲目収録曲)の歌詞はここで書きました。他の曲はいろいろな所で書いています。事務所で書いた物が多いかな? デモ制作までは部屋ですることもあります。

-自宅では、そんなに制作活動はしていないんですね。

G 全くしない訳ではないのですが、曲作りをする時にそばに誰か人の気配がある方がいいので、自宅で書く時も誰か友人など呼びます。「曲書くからそこで遊んでて」と伝えて(笑)

誰も居ないと、集中し過ぎて100%入り込んで帰ってこれなくなるので、20%くらいは余計なものがないと”言葉に埋もれて死んじゃう”みたいな。

-言葉に埋もれる・・・すごい感覚ですね。最新アルバムの中で1番みんなに聞いて欲しい曲はどれですか?

G 「Fake」ですね。映画の劇中歌(「Heavy Shabby Girl」)です。

この映画監督をやっていただいた東佳苗さんのファンで雲の上の人のような存在だと思っていました。でも東さんがやっているハンドニットブランド縷縷夢兎(るるむう)の個展に行った時にオファーいただいて、この曲が実現しました。

東さんが制作しているニット作品を俺は着れないですが、いつかそのニットで作ったベッドが欲しいなって。神聖すぎて寝られないですけど。

俺は汚いものなので。

-汚いもの?

G そうです。汚いものから浄化されてキレイなものを作るっていう感覚が好きで。

(東佳苗さんとの)共通の知り合いにサクライケンタさん(※「Fake」の作曲・ピアノ演奏者)がいて、オファーの後すぐにサクライさんに声をかけて、それからサクライさんの自宅に3日間こもって一緒に作った曲です。

-GOMESSさんの言う「汚いもの」って具体的にはどんなもののことですか?

G 人間のエゴイズム…ですかね。男女関係における束縛とか親子関係とか。

そういう人間が持っている汚いものをわざわざ集めて自分なりの方法でアウトプットしていく人がスゴく好きです。

みんなは、汚れたものを隠そうとするから。「キレイなものですよー」って幕で隠して、でもその裏側は汚い、みたいな。

でも東さんとか大森さんは「コレ汚いものですよー、でもキレイに見えてきませんか~?」という表現の仕方をしていると思うんです。それが彼女らの使う”魔法”かなって。

ONとOFFの差

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-最近、色々なメディアでも取り上げられていますが、街で声をかけられることも多いのではないですか?

G そうですね。でも、結構、人見知りです。
ステージ上はスイッチ入ってONになっているのですが、プライベートではOFF気味です。

「アーティスト、GOMESS」として存在している時は平気なのですが、プライベートの「森翔平(GOMESSさんの本名)」でいる時は、うまく対応できないときもあるかもしれないです。嬉しいですけどね。

-自分の好きなアーティストさんで一緒にプレイもしている人のライブにも行きますよね?周りからビックリされませんか?

G されますよ、「GOMESSおる」ってTwitterに書かれたりします。「そりゃおるよ」って感じですけど。生きてますから(笑)

今の家は、一人暮らしを始めてから6軒目。

-暮らしの話も聞いていきましょう!初めての一人暮らしは19歳の上京の時ですか?

G イヤ、地元で高校の時なので、17歳の時かな。高校行きながら一人暮らししていました。

-東京に来て最初に住んだ場所はどこですか? 今の家は何軒目でしょうか?

G 初めて住んだのは豊島区の千川です。今のレーベルに2013年5月に所属が決まって8月に越してきました。

元々事務所の人が住んでいて引っ越す予定だったので、その後借りて住み始めましたね。家具もそのまま貰って(笑)家探しの苦労は最初はしなくて済みました。

一人暮らしは、今の家で6軒目ですかね。

-東京に住み始めたばかりの時に印象的だったことはありますか?

G 電車に乗る機会がすごく多いこと。

1つの場所に行くのに色々な行き方があるじゃないですか?それが楽しいと思いました!「どの行き方が1番効率的か」って考えるの。“答えがわかってて途中を考える”というのが好きです。

それと東京はスーパーが少ない!(力説)地方にスーパーがあるような間隔でコンビニがある!地方にはコンビニはこんなに無い!

だから今、商店街に住んでいます(笑) 家を選ぶ時に重視している点の1つかもしれないです。

-他に、家選びでこだわっている点はありますか?

G 近くに公園があるところがいいですね。

あとは、あまり若者の多い町じゃない所ですかね。今の家も住宅街ですけど、ファミリー層が多く40代以上の人と10代の人が多いです。自分のことを知ってる人が居ない場所は落ち着きますね。

それと、デモ音源とか自宅で録音するので防音がある程度しっかりしている部屋がいいですね。

-(部屋のカーテンやトートバックを見て)ピンク好きなのですか?

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G 好きですよ(笑)カーテンはねーちゃんのお下がりだけど。
元々はカーテンがない部屋だったのですが、PV撮影のためにつけました。(絵空事「情景-前編-」収録曲用PV)

でも、去年に「カーテンのない部屋(2ndアルバム「し」収録曲)」という曲を作ってしまって、「部屋にカーテンをつけたら、その曲がもできないじゃないか」って思ってしまいました(笑) だから、カーテン付けてからこの曲演ってませんでした、ずっと。

やっぱりそれだと困るので、その曲は「朝起きた時にカーテンがない」って言うシチュエーションの曲なので「昼間はカーテンしててもいいか!」と考えるようにしました。なので、最近はその曲をライブで演るときは、寝る時はカーテンを開けるようにしています(笑)

-自炊や家事も自分でやっていますか?

G 料理はザックリと…。カレーやチャーハンなど簡単なものですけど。

掃除機掛けたりなどの、細かい掃除は苦手です。遊びに来た友達が見かねてやってくれたりします(笑)

逆に大掃除は好きです。ガスコンロのコゲ取りとか。あとトイレ掃除も好きです。やるなら、とことんやりたいタイプです。

-一人暮らしを始めて感じたメリット・デメリットはありますか?

G メリットは、自分の本能にあらがわなくてもいい。

俺は眠くならないと寝られないのですがそのタイミングがバラバラなんです。それによって、家族に迷惑かけたり衝突したりしなくて済むようになって自分のリズムで生活できるようになったのはいいですね。

あとは、人にアドバイスされるのが苦手です。

例えば、家で洗い物とかしてると、お母さんが「もっとこうすれば」といってくるじゃないですか?

俺は「これから生きていく中で自分で見つけていくから!」って思います。それは音楽とかも同じですが。

でも、それに対して誰かに迷惑がかかる場合は、それをきちんと説明されれば従いたいです。

例えば「野菜食べる」の苦手で極力食べたくないのですが、もし一緒に住んでる人が居たとして、その人に「あなたが野菜不足で倒れた時に救急車呼んだり世話したりするのはコッチなんだから迷惑かかるんです!」って正論を言われたら「ああ、そうか」と思って言うこと聞きますね(笑)

まあ、今は、一人だから嫌いな野菜はあまり食べないです(笑)

自分の進む道を1つにしぼらなくてもいい。

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-これから夢をかなえるために一人暮らしを始める同世代にアドバイスをお願いします!

G ケースバイケースだけど、地元を出る時の最初の目的があるじゃないですか?

これは事務所のボスがくれた言葉なのですが「常にその道しか無いって思わなくていいよ」と言ってくれました。

「ラップしか無い」って思ってたらラップがなくなった時どうするの?って話だし、大学進学で出てきて大学中退しちゃったら、どうするの?ってなりますよね。だから、道はいろいろあるといいかなと。

-もし今ラップに関われなくなったらどういう仕事をしますか?

G 音楽関係の事務や企画をやりますね。役者も演りたいし絵も描きたい。でも、そういう創作活動をやってるとどうしても音楽に関わるし。

俺は人よりも苦しい想いをしたいし楽しい想いをしたい。今までの21年間そういう中で生きてきたし、これからもそういう他人より大きな振れ幅の中で生きていきたいと思ってます。地獄も天国もみたい

いつか家庭を持った時にどっしり構えてられるような人間になるために、若いうちは酸いも甘いも全部味わっていきたいなって思います。

-沢山お話を伺ってGOMESSさんの書く歌詞に”共感した”とか”涙が出た”って言う人が多い理由が分かった気がしました。GOMESSさんが芯に持ってるものを感じられる人には響きますね…。次は秋に「情景-後編-」のリリース予定がありますがコチラも楽しみにしていますね!

G はい。よろしくお願いします(笑)ライブも毎回違うものを見せているのでぜひ見に来て下さい!

Wab URL  lowhighwho.com/GOMESS/ (改装中)
Twitter ID GOMESS (ライブ情報はこちらでご確認を!)
ツイキャスURL ねむれないひとにだけきこえるこえ

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