ひとり暮らし男子のお部屋拝見! Vol.1「このダサさが安心できる」男子部屋を女性にチェックしてもらったら、見るポイントが意外すぎた話




筆者は大学時代、家に遊びに行きたいと言ってくれた仲良しの女の子を、家に呼ぶことができなかった。

理由は簡単、「部屋を見せる勇気がなかったから」だ。誰の目も気にせず好き勝手「俺の城」をコーディネートできるのが一人暮らしの醍醐味だが、自由と責任はいつだってセットでやってくる。100%自由に作り上げたぶん、その評価もまた100%自分に跳ね返ってくるのだ。自信満々だったはずの「俺の〇〇」を女性に真っ向からへし折られる経験は、筆者、ファッション面だけでじゅうぶんだったのである。

しかし、「女性がどんな視点で『男子の部屋』を評価しているのか」がわかれば、もう少し勇気をもてたと思うのだ。タコパに鍋パ、ゲーム大会。筆者は叶わなかったが、せめて愛すべき現役の後輩たちに、どうにか夢を託したい。

そこで今回は、恋愛経験豊富な女性ライター・橋本岬さんと男子大学生のお宅に突撃し、「男子の部屋を見たときの女性の本音」を赤裸々に語っていただくことにした。

おもしろいくらいに男性と女性の目線の違いに気づかされる記事となったので、女性を家に呼んだことのある男子にも、まだまだ呼ぶ勇気の出ない男子にも、ぜひこの記事を通して女性側の気持ちを知ってみていただきたい。

突入するのはこの2人!


サノ(筆者)
93年生まれのライター。オシャレさを意識しアロマディフューザーを買うも結局一度も使わずに終わるタイプ。

 


橋本岬
ライターとして活動しつつ、株式会社シューマツワーカーの広報担当も務める。キッチン用品の置き場所の変化で浮気を見抜くタイプ。

 

 

■現役大学生の部屋、突入


女性に部屋を評価されるだけの何の得もないロケに協力してくれる男子などいるのかと懸念していたが、都内在住の青年があっさり取材を快諾してくれたため、さっそく現場に急行する。

ちなみに今回のお部屋は、最寄り駅から徒歩10分ほどの、都内にある1K物件。

「家に人を呼ぶのが大好き」とのことだが、よほど部屋に自信があるのだろうか。岬さんに容赦なく糾弾される姿を想像し、かなりワクワクしながら部屋へと向かった。


誘い込まれている……?

「いつでもかかってこい」とでも言いたげな扉の威圧感に、ロケ班メンバーの間に思わず緊張が走る。しかし、ここで臆してはいけない。閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っていることを信じ、ノックをするのだ。

「はい」

 

 

「中央大学法学部4年、鈴木と申します。今日はよろしくお願いします!」

 

 

「こ、こちらこそ、よろしくお願いします!」

現れたのは、クールで穏やかな雰囲気をまとう、爽やかな好青年だった。「来春から、地元の地銀で働くんです」と話しながら若々しさと誠実さをガンガンに放ってくる鈴木君に、その場にいた全員が「尊い……」とつぶやいた。

そして、物静かで落ち着きのある鈴木君、やたらデキる男っぽく見える。
「めっちゃセンスある部屋とか、徹底的に効率を重視したミニマリスト(モノが少ない人)とかだったらツッコミにくいぞ……?」などと若干不安が生まれてきたところで、いよいよお邪魔させてもらうことに。

こちらが、週に一度は友達を家に呼んでいるという鈴木君の部屋である。


完全に合格点の汚さである。

お邪魔して早々ではあるが、鈴木君の部屋、「片づけられない男」の匂いがプンプンする。
歩くスペースこそキレイにしてあるものの、


机の上、


棚の上、


部屋の死角などなど、

生活の邪魔にならないスペースにとりあえずまとめる」という、“片づけられない男の鉄板テクニック”が部屋のあちこちで確認できた。何を隠そうこれは筆者自身も日々愛用しているテクニックであり、鈴木君に強烈な仲間意識が芽生えたが、こういったその場しのぎのズボラさを女子が見逃すとは思えない。

さらにこの部屋、「それはさすがにしまっておくでしょ……?」と思うようなモノが異常な存在感を発していた。女性より甘めに見ているであろう筆者ですら、部屋に踏み込んだ瞬間から脳内の浜田雅功が猛威を振るって止まらない。


脳内の浜ちゃん「フライパンお前なんでそこおんねェェェん!!」


「おいゴーグル、お前もや!!」(頭パァアアン)


「友達からのメッセージも大切やけど、人呼ぶときはちゃんとしまっとき?」

オシャレさの欠片もなく、整理整頓もされていないこの雑多な部屋を見て「最高~~!!」となる女性はさすがにいないだろう。

筆者はこの時点で、今回のロケが岬さんによる怒涛のダメ出し祭りになることを確信していた。せっかく取材に協力してくれた鈴木君の心がズタボロになって終わらないよう必死で彼をフォローすることを胸に誓い、部屋に入ってから一向に黙ったままの岬さんが口を開くのを待つ。

 

 

いやー、ありだな……

 

 

 

えっ?

「ダサさがもたらす安心感」が想像以上の高評価

 

 

この部屋、女の気配を感じないんですよ。

モノが多かったりオシャレ感がないほうが、むしろ「他の女とあんまり遊んでないんじゃないか」って思える安心材料になると思うんですよね。付き合うか迷ってる段階でこの部屋に入ったら、「女っ気がない」って意味でめっちゃ好感度上がりそう。雑多さに誠実さが現れてる。

 

 

そ、そうなの…!?

 

 

たとえばビニール袋を収納に使ってるあたりとか、完全にオシャレさとは対極じゃないですか。でもそれくらいダサいほうが、安心感にも繋がる気がしていて。「よしよし、これは他の女子の評価が低いぞ! OKOK!」みたいな(笑)。

 

 

でも、それこそ「部屋汚くて、不潔な人だな」みたいに感じて、彼氏候補から外れちゃったりしません?

 

 

いや、鈴木君の部屋ってモノは多いかもしれないけど、髪の毛とかホコリが全然ないんですよ。不潔さってそういうところで一番感じると思うんですけど、この部屋はそこがしっかり掃除されてるのが評価高い。


たしかに、床はもちろん、毛が絡みがちなカーペットまでキレイ(写りこんだのは同行していた担当編集の手)

 

 

人がよく家に来るので、掃除は週に1度はしていると思います。

ただ、モノの多さは……コレクター気質なところもあって、なかなか捨てられないんですよね。友達のメッセージメモとか人からもらったものはとくに、ありがたくて……。

 

 

付き合う前とかだったら、モノの多さはあまり気にならないかも。「人への感謝や思い出を大切にする人なんだな」って好印象に感じるだろうし、「整理整頓くらい私がちゃんとすればOK」って思うかな。

 

 

あっ、でも、好印象ではあるものの、実際に一緒に過ごすとなったら整理整頓はしたいんですか?

 

 

このままの部屋で同棲するのは嫌です。

彼女になったら正直大部分捨てたいと思う(笑)。でもそれじゃかわいそうだからしないけど、せめて整理整頓はさせてほしい!

でもとにかく、この女っ気のなさはめちゃくちゃポイント高いです。


予想外の高評価に驚きを隠せない男性陣

「女の影」は水回りに出る

続いて岬さんは、「女の影が一番出るのは水回り」と呟くと部屋から退出していった。慌ててその背中を追う。

岬さんが吸い込まれるように消えていった洗面所に入ると、岬さんがこちらを向いて待ち構えていた。

 

 

鈴木君、これ、何? 化粧水ならまだしも化粧落としは使わないよね? なんで女物のアイテムがあるの?

 

 

それは彼女のです。2週間に1回くらい泊まりにくるので、常備してあります。

 

 

うわ~~~やっぱり付き合ってた!!(なぜか凹む岬さん)

ってことはこのめっちゃよさげな、女感のあるドライヤーも!?

 

 

それは妹のおさがりです。もともと1000円くらいの安いのを使ってたんですけど、妹が受験のときに2~3週間ずっと泊まっていて、そのときにもらいました。

妹は歯ブラシとかも置いてますね。


妹さん、アンパンマン歯ブラシはかわいすぎます

岬さんの読み通り、洗面所からは他にも化粧水や乳液など多数の女物アイテムが発見されたものの、それらはすべて彼女か妹のためのグッズであり、とくに問題のある女の影は見当たらず、若干のごちゃつき感は指摘されつつも、水回りも「及第点」との評価を得ていた。

なお、岬さんいわく、キッチンは並べ方や収納の位置に「鍋はここ、食器はここ」のような“自分ルール”が出やすいため、浮気を見破るための重要スポットになるらしい。置かれ方や位置に変化があれば、べつの人間が手を着けた形跡とも考えられるので、無意識にチェックしている女性も少なくないのだとか。恐ろしいが、たいへん勉強になる。

それにしても……

 

 

あ~~ハイハイ! トイレもいいわ~~!


……?

 

 

何がいいんですか? とくに何の工夫もないような……

 

 

安い便座カバーがないのがいい! いつ洗ったのかわからないような100均のカバーがついてるよりは、何もついてなくて清潔そうなほうがだんぜん抵抗ないです! これは何もしないのが正解な気がします。

「なるほど女性はそう見るのか……!」とたいへん参考にはなるのだが、想像以上に鈴木君がベタ褒めされているので、なんというか筆者、おもしろくなくなってきました。

正直なところ、現役大学生が「俺の城」を責め立てられ苦しむ姿を見たい気持ちもそれなりにあったので、筆者は鈴木君の部屋に戻り、岬さんに代わって怒涛の粗探しを開始することにした。

かっこつけていない、等身大の部屋がいい

 

 

いやーでもあれですね、たしかに女っ気はないかもしれないですけど、ちょっと趣味が主張しすぎてる感は否めないですよね。

趣味のボードゲームが棚にギッシリ

 

 

マンガも合計かなりの量あるし、ボードゲーム専用の棚に至っては部屋として相当クセが強い。こう、個人的な趣味が全面に出ちゃってる感じって女性から見てどうなんですか?

 

 

いや、べつに……マンガもすごくマニアックなものが並んでるわけじゃないし、ボードゲームが棚レベルであるなんて、むしろめちゃくちゃ興味惹かれる(笑)。泊まっても退屈しなさそうだし、部屋で過ごす期待感が高まっちゃうと思う!

 

 

ありがとうございます……

正直、マンガとかボードゲームとか、人様から見たら気持ち悪いんだろうなって思ってたんですよ。

 

 

うんうん!! だよねだよね!!

 

 

それは全然思わなかったなあ。少なくとも私は、マンガもボードゲームも全然かっこつけた感じがなくて趣味がいいと思う。意識高い系のビジネス書とかが並んでるほうが断然嫌だし、これみよがしにギターとか立てかけてあったらちょっと引いちゃう。

 

 

(俺ビジネス書並んでるしギター2本立てかけてあるーーーーー!!)

で、でも、オシャレ感はなくなっちゃいますよね!? そこはどうでしょう!?

 

 

鈴木君の部屋は全体的に、オシャレにしようと背伸びしてる感じがしないのがすごくいいんですよ。とにかく健全。

レトロなハリウッド女優のポスター貼ってあったり、二人用の高級グラスとかやたらオシャレな間接照明があったりすると、一部のリア充みたいな人はそういうの好きなのかもしれないけど、私みたいなメンヘラはやっぱりちょっと女の気配を感じちゃって安心できないというか。

結局へんに尖ってない普通のお部屋が一番信頼できると思うんですよね。付き合いが長く続くイメージができる。この部屋は、完全なるメンヘラホイホイルームです。

■岬さんの“好評!”ポイント

・適度な雑多さやダサさがあり、女っ気やチャラさを感じない
・モノは多いが、髪の毛やホコリが全然なく、清潔感がある
・オシャレしようと背伸びしている感じがなく、安心感がある

■岬さんの“気になる…”ポイント

・とはいえモノが多く、整理整頓されていない。付き合ったら大部分捨てたくなる
・女友達からのメッセージメモが貼ってあるのはさすがに気になる
・鈴木君の胸筋

 

おわりに

完全に岬さんがホイホイされかかっていたので、今回のロケはこの辺りでやむなく終了とした。

今回の取材を通してわかったことは、かっこつけず、等身大の自分そのまんまの部屋でも、高評価を得られることはあるということだ。

もちろん岬さんは全日本女性の代表なんかじゃないし、あくまで一人の女性の感想として話してくれたわけだけれど、それでも「気になる男子の部屋で『不潔さ』と『女っ気』を感じたらそれだけでかなり致命的」という意見は、全男子が素直に受け取るべき情報だと感じた。逆をいえば、最低限その二つをクリアしておけば、とくべつオシャレじゃなくたって、無理に趣味を隠さなくたって、案外受け入れてもらえるのかもしれない。

学生時代の筆者と同じく、女の子に部屋を評価されることを恐れ一歩を踏み出せないでいるすべての男子たちが、この記事を読んで少しでも心のハードルを下げられていたらうれしい。

案外女子はやさしいぞ! タコパに鍋パ、楽しんで!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

取材・編集/サノトモキ+プレスラボ
写真/池田博美






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