【あの人の、ひとり暮らしの思い出#シモダテツヤさん】実家の部屋は実質2畳。シモダテツヤさんの「実家コンプレックス」




数々のふざけ倒したWeb案件を手掛ける株式会社バーグハンバーグバーグ(以下:バーグ)。
バーグが手掛けたコンテンツが公開される度、そのずば抜けたクオリティにネットがざわつきます。

最近、バーグが手掛けたPR案件【検証】つまらない会議も『悪の組織の会議』をすれば楽しくなるのか?という記事も非常に多くのシェアを獲得していました。

▲バーグのHP概要文「株式会社バーグハンバーグバーグは、変テコなコンテンツ制作を得意とする光の戦士たちです。ギリギリセーフをモットーに絶妙なラインをキープしつつ、ギャップを利かせた企画で世界を闇に包むのが目的です」。光の戦士が世界を闇に包むな。

今回、そんなユニークな同社を取りまとめる代表取締役社長・シモダテツヤさんに、「ひとり暮らしの思い出」をテーマに、お話を聞いてきました。

シモダテツヤ
1981年生まれ。京都府出身。
株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ株式会社)に入社。在職時にお笑いWebメディア「オモコロ」を立ち上げ、2009年に株式会社バーグハンバーグバーグを設立。著書に「日本一『ふざけた』会社のギリギリセーフな仕事術」がある。

収納のない4畳半の部屋に20数年、6畳収納付きへの憧れ

−本日はよろしくお願いします。飲み物、好きなもの頼んでくださいね。

シモダテツヤさん(以下、シモダ):(メニューを見ながら)レモネードとレモンスカッシュって、なにが違うんですかねぇ。

−―え、すみません、全然分からないです。

シモダ:店員さん、レモネードとレモンスカッシュって、どう違うんですか?

店員:レモンスカッシュは炭酸が入ってますね。

シモダ:あぁ! なるほど! じゃあレモンサワーください。

▲レモネードとレモンスカッシュの違いを聞きながら、レモンサワーを注文するシモダさん。なんで?

――上京のきっかけは、就職だったんでしょうか?

シモダ:そうですね。ただ、元々上京したいという意思はありました。当時はテキストサイトを運営したり、バックパッカーをしたりしていて、そこで出会った友人の多くが東京にいたというのもあって。

――上京するまでに、一人暮らしの経験はありましたか?

シモダ:ありませんでした。学生時代はずっと実家暮らしだったので、とにかく実家を出たかったというのはあります。実家にある自分の部屋は収納なしの4畳半。ちょっと寝具とか置いたら、もう残り2畳とかですよ。

――それはかなり狭いですね。

シモダ:そして、隣は親父の部屋でそこを通らないと自分の部屋に行けず…。しかも仕切りがアコーディオンカーテンだったんですよ。だから防音もない(なにかをこする音が漏れる)。プライバシーもない(なにかをこすってることを知られるリスク)。収納もない。なにもない。

▲「なにも、ない」

シモダ:なので、収納付きの部屋にとにかく憧れてましたね。あと、ドア。ドアへの羨望。

念願の上京。初めてのひとり暮らしはレオパレスだった

――初めての一人暮らしですが、最初に住んだのはどこだったんですか?

シモダ:最初に住んだのは、会社が借りてくれた渋谷のレオパレス物件でした。

――渋谷の!!

シモダ:そこは僕が東京で物件を見つけるまでの間、1ヶ月だけ住んでたんですけど、衝撃でしたよ。渋谷まで0分ですからね。京都の田舎にまでその名を轟かせた、あの渋谷まで徒歩0分! これはとんでもないことだぞ、と。

――ではその1ヶ月、渋谷0分生活を楽しんでいたんですね。

シモダ:いや、外には全然出なかったですね。

――え。

「だって、なんか怖いし……。よくわからんから、迷子になるし……」

シモダ:水道代や電気代も込み、というか会社持ちだったので、「元を取らな!!」と思って、お湯をたくさん使ったりしてましたね……。

――お湯。

シモダ:はい。お湯をね、元を取りたい一心で出しっぱなしにしてました。タダやからね。

▲蛇口をひねるジェスチャーをするシモダさん。「元を取りたい」とは言っても、そもそも会社がお金を出しているので、元の取りようがない気もする。

――レオパレス経験者ということで、もう少し深掘りたいのですが、なにか思い出などはありますか?

シモダ:あ、これレオパレスのメディアでしたっけ。ドンピシャですね。でも、良いこと言いすぎたらワイロ受け取ってるみたいになりません?(笑)
まぁ、とりあえず新卒の方とか、地方から出てくる人達はとりあえずレオパレスみたいな家具付き物件に住んでみるのもいいんじゃないでしょうか。

――ありがとうございます。レオパレスさんも喜ぶと思います。

シモダ:しかも、最初にダンボールに入ったスターターキットみたいなものがあって、その中に基本的な生活用品とかもほとんど入ってたんですよ。お皿やらお玉やら、目玉焼きひっくり返すやつとか爪切りとか。これがめちゃくちゃ助かりましたね。お皿とか爪切りとかは今でも使ってるな~。

スターターキット:レオパレス21が販売している、おまかせセットシリーズ。当時とは、セット内容が異なる場合がございます。詳しくはレオパレスセンターへお問い合わせください。

――それは助かりますね! その後、無事に部屋は見つかったんですか?

シモダ:はい。いろいろと探して、神奈川県の登戸にある8畳の部屋に決めたんですけど、やっぱり、なんかこう、アガりましたね。実家では収納なしの2畳だったのが、いきなり収納つきの8畳ですから。風呂・トイレも別で、キッチンも5畳くらいあって。「いいのか!? アレクサンダー大王でもない自分がこんなとこに住んで!?」という感じでしたね。

――初めてのひとり暮らし、トラブルなんかはありませんでしたか?

シモダ:物件自体は気に入ってましたが、毎週土曜か日曜に近くの宗教団体が早朝からバンバン太鼓を鳴らしていて……、でも怖くて何も言えなかったですね。

――それは……大変でしたね……。

当時の彼女と巣鴨で同棲を開始。「オモコロ」を作りはじめた

――登戸には、どれくらい住まれていたんですか?

シモダ:2年くらいですかね。契約更新のタイミングで出ました。当時付き合っていた彼女と結婚する、みたいな話をしていて、お互いの親へ挨拶も済ませてたんですけど、僕は一度お試し的に結婚の前に同棲を挟まないとという考えでして……。なので、入籍前に1年は同棲をしたいと伝えて、巣鴨駅の近くに二人で住み始めたんですよ。

――巣鴨での思い出はありますか?

シモダ:巣鴨が今まで住んできた中で一番良かったな~。

――やはり、はじめての同棲生活というのも手伝って……という感じですか?

シモダ:いや、そこはあんまり関係なかったですね。

――関係ないんですね。

シモダ:僕、趣味が「金持ちの家を観察すること」なんですけど。

――はぁ……。

シモダ:街としては巣鴨の近くには高級住宅地があって、「うわ~、こんな豪邸、きっと悪いことしてないと住めないはずだ!」」と思いながらよく見て回ってましたね。間取りなんかも想像しながら。

▲「金持ちの家に近づきすぎると、人感センサーのライトが光ってビクッてなる」と話すシモダさん。なんの話?

シモダ:巣鴨は良いところだったんですけど、その当時ちょうど「オモコロ」を作りはじめていて。仕事から帰ったらすぐにパソコンを開いて、夜中の4時過ぎくらいまでずっとオモコロに取り掛かるという生活をしていたので、彼女とはあまり上手くいかなくて……。結局その彼女とは同棲から1年で別れて、巣鴨の部屋も出ましたね。

――なるほど……。

シモダ:当時は「これ(オモコロ)で人生変えるぞ!」と、売れないバンドマンみたいな熱い奴になってました。今思えば、ひどい奴ですね。

「逆に出てくれ」 学芸大学の“訳アリ”物件へ。

シモダ:そのあとは学芸大学駅の近くに住んでました。そこがすごい良くて。12階建ての10階、めちゃくちゃ綺麗なマンションなんですけど、家賃が8万円で。

――めちゃくちゃ安いですね!

シモダ:でしょ? あまりに安いから、不動産の人に「この物件、何かありましたか?」と聞いたら「ありました」と。

――え、こわ。そこに住んだんですか?

シモダ:はい。オモコロ的にも、出たら出たでオイシイぞと思って、5年くらい住みました。

――5年も訳アリ物件に……、それで、「出た」んですか?

シモダ:いや、全くでしたね。ただ、やっぱり住み始めはちょっとビビッてて、夜に「ピキッ」と音が鳴ったりすると布団からガバッ! って起きて

「分かってるぞ!! いるんだろ!? 怖くないからな!!」

とか一人で叫んでましたね。でも強がるくせに、布団から手とか足が出ないようにして寝てました。

――その気持ち、怖いもの嫌いには痛いほどわかります。

▲「そこにいるんデショ!?」

結婚を機に引っ越し。そして離婚へ…

――その家から引越したきっかけは?

シモダ:その物件は気に入ってて5年くらい住んでたんですけど、そのとき付き合っていた人と結婚することになって、すぐ近くの1LDKに引越しました。ただ、それが起業してバーグハンバーグバーグをつくってから2年目の時で、めちゃくちゃ忙しかったので、あまり家に帰れてなくて……。結局1年で離婚したので、その家も一緒に出ました。

――新婚生活は仕事漬けだったんですね。

シモダ:そうですね。こういうのって大体忙しい時期に被っちゃうんですよね。僕の良くないところで、長く付き合ってると甘えてしまって、相手をないがしろにしてしまう。僕が悪いんだと思います。……これ、「しくじり先生」の収録じゃないですよね?

▲「ある日、家に帰ったら元妻もおらず家具や家電が全部無くなってた」と話すシモダさん。この後も話は脱線に脱線を重ねて、しまいにはカメラマンと点鼻薬をさしながら鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)の手術の話をしていた。鼻中隔湾曲症ってなに?

シモダ:離婚した直後は、中目黒に住みました。バーグのオフィスも中目黒なので、徒歩10秒くらいの場所に。半ばヤケになっていたので、当時からするとだいぶ背伸びした物件に住んでましたね。会社が近いので、遅くまで飲んで終電を逃したスタッフをよく泊めてました。

――会社から徒歩10秒はとんでもなく近くて良いですね。

シモダ:ただ、中目には物件を変えて5年くらい住んでいたんですが、ちょうどそのタイミングぐらいから社員がみんな結婚していってしまって……。帰る家ができて、飲み会も遅くまではできなくなって、僕だけたぎってしまっている状態でしたね。全員に離婚してほしかった。

――メチャクチャだ。

自分の中の「変化したい」という気持ちを大切に

――今現在はどんなところに住んでるんですか?

シモダさん:井の頭線沿いですね。今の家は地下室があって満足してます。

――地下室ですか! すごいですね!

シモダさん:そこを仕事スペースにして、ずーーっと引きこもってます。時計も置いてないんで、精神と時の部屋みたいになってますね。地下って、籠ってると病むんですよ。

▲「地下で観葉植物を育ててるけど、どんどん弱っていく。それを見て、僕も弱っていくんです」と話すシモダさん。強く生きてください。

――お話を聞いていると、たくさん引越しをされてますよね。住む家へのこだわりや、大切にしていることはありますか?

シモダ:こだわりはとりあえず「広い家」ですかね。とりあえず激狭だった実家の部屋の逆張りといった感じです。だから綺麗で白い方がいいなって。僕、住むところと飲み代以外はあんまりお金をかけないというか使い方がわからないので、その分そっちに使ってますね。

――なるほど。

シモダ:僕は気分転換で引越すことが多いんですけど、大体物件の契約更新のタイミングからズレてるんです。「もったいないな」とも感じるんですけど、その「もったいない」よりも、「変化したいな」という自分の気持ちを大切にするようにしてます。

――ありがとうございます。では最後にこれから新生活を迎える方へ、アドバイスなどありましたらおねがいします。

シモダ:これから部屋を探す人は、まず「訳アリ物件」から探しましょう。めちゃくちゃお得なので、探すのに時間がかかる場合は、レオパレスのような家具付きの物件を1ヶ月か2ヶ月くらい借りておくと安心です。

――大丈夫かな、これ。シモダさん、今回は本当にありがとうございました。

かねてよりファンとして憧れていたシモダさん。「いいですよ」と快諾してもらい、記念写真も撮った。

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取材・編集/ニシキドアヤト+プレスラボ
写真/伊藤圭






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